Powered By Blogger

2009年11月15日日曜日

ふと、目にした文字から


流れる風景の中や、膨大な文字の中に、ふと、目に止まる文字が時々あるが、今日はそんな文字をスーパーのワイン売り場で見つけた。たまたま、「今日のお薦めワイン」のコーナーにそのワインがあり、アルファベットではそれほど気にならなかったかもしれないが、カタカナで説明が書いてあったので、そのコーナーの前を通り過ぎようとした私の意識にビビっと引っかかってしまった。
「YECLA」こいつがその正体だが、説明を読むとスペインの町の名前らしい。調べてみるとありました、スペイン・バレンシアのちょっと南にある町http://www.bing.com/maps/default.aspx?q=YECLA&mkt=ja-JP#JnE9eXAuWUVDTEElN2Vzc3QuMSU3ZXBnLjEmYmI9NDAuOTA4MTY0NTY5NzM3OSU3ZTEuNTIzMDk3MDgyOTcyNTMlN2UzNy4zMjk1OTc1Mjc1NDI5JTdlLTQuNTE5MzgzMzg1Nzc3NDc=でフルボディの赤ワインの産地であるらしい。ついでにスペインワインのサイトを色々見てみたらわんさかこのYECLAが登場してきて、何だか嬉しくなり、カタカナで表示された文章が次々に出てくると、ちょっと赤面するくらい恥ずかしくなったりしてしまった。何だかこの「イエクラ」という町の市長にでもなった気分だ。にわかにスペインに行きたくなったし、スペインワインも身近に感じてきてしまった。

2009年11月8日日曜日

カントリーステップ

 ゲストとして名を連ねていた渡辺香津美のギター聞きたくて買ったコンサートのチケットだが、そもそもメインのミュージシャン「トミー・エマニュエル」という人物はどこの誰で、何を演奏するのか、名前からして繊細な感じのピアニストか?などと色々巡らせながらも、早く香津美のギターが聞きたい!という一心で出かけた大阪厚生年金会館。ついでに言えば、このホールのある一帯は大阪西区で、得意先が多い地域なので日中明るい時間にはよくうろついているが、夜の風情もかつては色街だけあってなかなか風情がある。
 さて、会場に入るなり驚いたのは、メインの彼は香津美と同じギタリストで、あの香津美も「ぶっ飛んだ!」という凄いミュージシャンだと書いてあるパンフレットを見ながら、ステージでは見たことのない若い前座のギタリストがソロで演奏する姿が。このもしゃもしゃヘアーの前座のあんちゃんがなかなかの凄腕で、あららあららと見ているうちに、今度はカウボーイハットが似合うような、消防士のユニフォームが似合うようなごっつい感じの栗色短髪ガイジンオヤジが現れ「マイドー・モウカリマッカ!」と拍手喝采の中でのたまった。えっ?ギョギョ、こいつがエマニュエルか?こいつの奥さんはエマニュエル夫人か?とおったまげてしまった!

小柄な香津美とは対照的に、大柄のトミーはちょっと小振りのアコスティックギターをこれでもか!というくらい、時にはアクロバティックな演奏をし、しっかりビートルズのスタンダードもバラードもこなしていく、これは完全に関西系の乗りだなと途中で気がつくと共に、演奏中の彼のステップが妙に気になっていった。オーストラリア人とは言えカントリー系のリズムが多いせいか、どこか懐かしさを感じると思いながら次々繰り出されるテクニックに目を見張っていたが、ハタと気がついた!これは大道芸人のステップだ!時々街角で見かける海外から出稼ぎでやってくるストリートパフォーマーで、ギターもハーモニカも体に貼り付けたドラムセットも一緒に演奏するあの芸人と同じ、あのステップというかリズム刻みだ!

このオヤジは相当苦労してこれだけのパフォーマーになったんだなと勝手に感心してしまった。

ほっと、ひと風呂・・・・

 長い出張の後は、無性に大きな風呂に入りたくなる。
出張先はよっぽどのことがない限りホテル泊になり、小さいバスタブにお湯を張る時間があればまだお情け程度でも「お湯」に浸かることが出来るが、大体は面倒になってシャワーで済ませる事が多い。その上、中国で私のこれまでの経験では、お風呂の蛇口からは、どこぞその辺のどぶ川から引いているのかと思わせるほのかな異臭の漂うお湯が出てきて、そんな中で浸かる気分には全くなれない。中国でも上海や大きな都市には日本式の温泉センターもどきが最近沢山出来てきているが、そんなところでもまっさらなお湯はいくぶん茶色に濁ったお湯で、入浴剤のタップル入った浴槽に入ってしまうし、それもどんな薬剤が入っているかわかったものじゃないので、ひとしきり体にお湯を付けたら出てきてしまう。
 さて、今回、金沢に戻って入ったのは、市内にいくつかある古くから温泉付き銭湯として営業しているお風呂の一つで、今回初めての「石引温泉」、兼六園の奥に続く小立野台地の中腹にあるこのお風呂には、サウナやぬるめの源泉の露天風呂があると聞いていたので行ってみた。

日曜のお昼過ぎだから空いているだろうと行くと、案の定、ご老体の客がちらほら、エレベーターで3階に上り、番台へ。牛乳石鹸の男風呂暖簾をくぐると、なかなかノスタルジックな脱衣所の箱が並ぶ。鍵はどの箱も壊れて付いていなくて、のんびり感が漂ってくる。服を脱いで早々にガラス戸を引いて湯気の中に入ると、まず目に付くのが黄色い「ケロリン」の風呂桶。風呂イスも桶もきちんと重ねられていて、入浴者のマナーを感じさせる。茶色い色の温泉風呂にゆっくり沈み込み、おきまりの「うぇ~い」のうなり。ぬるめの露天風呂は先客のおじさんが大の字になってお湯の出口を占領していたが、眠くなってきそうな温めのお風呂。ゆっくり浸かって外に出てみて、ガラス戸に張ってある注意書きの文字を見ると、実にほほえましいというか、ストレートな表現だというか・・・・

ついでに写真では曇ってよく見えないと思うが、蒸気サウナ(この表現もいいね)の入り口には「お子様はサウナに入らないで下さい」の文字の後に「成長のさまたげになります!」とあった。バタバタ走り回るガキなんかがいたら、そこらの知らないじいさんから張り手が飛んでくるのではと感じた。

朝の風景 蘇州・金鶏湖

 またまた、長い間ブログが手つかずの時間が続くとなかなか再開するのに気合いがいるな・・・・
などと考えているうちに、えっ?!前回は10月18日?3週間前だな。
 この3週間の間、韓国(ソウル・テグ・済州島)、中国(蘇州・上海・常州・青島)、そして東京と動き回り、だんだん自分がどこにいるのかわからなくなってしまった。
 まずはその中で一番朝の風景がきれいだった場所、蘇州の金鶏湖湖畔。

日時は10月23日朝6時過ぎ。蘇州近辺には湖が点在していて、ここも数年前までは単なる湖の荒れ果てた場所だったが、蘇州のリッチ層が湖畔の新開発区に大きな構想住宅街を作り、まだまだ開発途中。役所広司の出てくるCMで有名な不動産開発会社の大きな開発地も、散歩していたらホコリだらけの場所にあった。当然というように近くには日本のデパートをメインにしたショッピング街もできあがり、大きな観覧車もあって、夜はひたすらギラギラネオンで「これでもか!」といい感じでバブリーな感じだが、朝は湖からの霧が流れて、湖に浮かぶ島に寺院の影なんかが見えて、それなりにいい景色。

朝早いとコンビニも商店も開いて無くて、散歩帰りに道端の揚げパンやちまきを売っている屋台のおばちゃんから牛乳とヨーグルトを買って帰った。
そうそう、蘇州は金沢の姉妹都市ですが、その話題を蘇州の人間にしても、知っている人はほとんどいない、人口100万(と地元の人はいっているが果たしてカウントしてるのだろうか?)の都市。

2009年10月18日日曜日

冬はすぐそこまで 東北の三山 栗駒山


 3日目:栗駒山(1627m):前日の登山客もまばらな、冬景色の岩手山とはうって変わり、こちらは紅葉狩りの観光客でごった返していた。といっても、昨年6月の岩手・宮城内陸地震の被害で、東北道の一関側からの通行や登山も出来ず、秋田道をぐるっと西に回り、横手~十文字を経由して麓の須川温泉の土砂降りの前夜到着する。この温泉も地震被害は大きかったらしく、自慢の露天大浴場は壊れたままで、建物もどうにか改築して、この日が改築した大浴場のオープンの日だった。温泉の湯気をそこここで感じながら、色づいた山々を見ながら1周約3時間の登山コースを歩いてきた。

冬はもうそこまで 東北の三山 岩手山

 2日目 岩手山(2038m):前夜に麓にある「焼走り国際交流村」のロッジに到着し宿泊、ベランダから満天の星の空を見上げて、翌日の登山が楽しみでベッドに潜り込んだが、朝起きてみてびっくり!同じベランダから、数日前に冠雪したという頂上付近を白い色で染めた岩手山がどっしりと視界を塞ぐように目の前に聳え立っていた。7:00過ぎ、焼走り溶岩流に沿って続く登山道を進み出し、8:30-第2噴出口跡に到着、見下ろすと溶岩流がきれいな流れの広がりを黒くあらわしていた。9:30-他の登山道との合流点「ツルハシ」着、そこから進んで標高1500m付近からちらちらと雪が舞いだし、気温も急に低くなる。10:30-平笠不動避難小屋に到着する頃には、周り一面雪に覆われた樹林帯になり、11:00雪混じりの強風の頂上に到着するが、寒さの余り写真を撮っただけで早々に下山する。下山途中、周りの山々の間からうっすら日が差してきて、地上を見ると溶岩流の模様と四角く区切られた自衛隊の演習場が隣り合わせに見えて、それをまたぐように虹が架かっていた。そういえば、下山途中、演習の砲弾音が断続的に聞こえていたが、何でも前日に北の将軍様の国がまたミサイルを打ち上げたとのことを知った。往復8時間の登山、とりあえず百名山77個目。





冬はもうそこまで 東北の三山 秋田駒ヶ岳

 10月10~12日、以前登ろうと麓まで向かったものの、噴火の危険性があるとのことで入山が出来なかった岩手山をメインに、秋田駒ヶ岳、栗駒山と秋の風景を満喫してきた。
 1日目秋田駒ヶ岳(1637.4m):前夜日付が変わる少し手前に盛岡に入り、朝、快晴の空を見上げて意気揚々と雫石町を抜けて秋田県側に向かう。駒ヶ岳の情報や火山防災の展示をしてある「アルパこまくさ」から、マイカー規制のため八合目までのバスに乗るのだが、途中、田沢湖の表示が見えた頃から温泉の匂いや、所々にお湯の湯気が立ち上がるのが見え、その上「アルパこまくさ」にも露天風呂があることを知り、下山後の温泉が楽しみになる。八合目のバス停を降りたとたん、予想以上に風が冷たく、紅葉真っ盛りを期待していたのに、すでにシーズンが終わったように笹の林だけが視界に入ってくる。笹ばかりのその名も笹森山、湯森山と通ると紅葉の裾野を抱えた乳頭山が見えてきた。尾根を南下して横岳から阿弥陀池の避難小屋に到着した頃には、すぐ横にある池の水面も見えないほどの霧に囲まれ細かい雨が降ってきて、主峰の男女岳へ向かうことをあきらめ、かつて硫黄採掘鉱があったという古い登山道を下山してくる。冷えた体を乳頭温泉郷の中の一つで、小学校跡を改築したという大釜温泉の露天風呂でゆっくり温めて翌日に備えた。