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2010年7月26日月曜日

富士山の望み方 百名山No.81 「鳳凰山・観音岳」

 猛暑の都会から早く逃れたいと、7月24日山梨・韮崎へ向かうが、中央高速は八王子手前で渋滞。今日は無理かなと思いながら、予定より2時間遅れで今回の山『鳳凰山』の登山口青木鉱泉に到着したのは、日が高くなり出した午前10時過ぎ。
それでも、登りたいと思わせたのは、前の週の3連休、すこぶるいい天気にもかかわらず、汗だくになりながら炎天下のテントで行商をしていたからかもしれない。
 青木鉱泉からこの暑さの中、少しでも涼しい水の音の側を歩きたいと、ドンドコ沢コースを進む。これがなかなか、予想以上に水が豊富で綺麗で、いくつかのせせらぎを渡って、大きな滝が「南精進の滝」「鳳凰の滝」「白糸の滝」「五色の滝」と続き、それに連れだって心地よい風が時折横切っていった。


岩場が多くなり、足が痛くなってきたころ、歩き始めて5時間半かけて「鳳凰小屋」に到着。
さすがに、首都圏からも近い百名山だけあり、グループ客もいくつか固まっていたが、寝床のスペースには充分余裕があった。
なにせ、ここも川水を引いているので水は豊富で、水の心配せず歯磨きができる山小屋はなかなか無いと感じる。トイレが極めてシンプルでクラッシックなのも、この水のおかげでさほど不便も感じなかった。
 夜はしっかり天の川の筋まで見える天気で、夜明けと共に、小屋から5分ほどの富士山の見える場所に来てみる。方角的にご来光をバックに富士山は見れなかったが、朝焼けの中のシルエットは絵のように素晴らしい。また新しい富士の望み方を知った。
 さて、翌朝小屋から出発し、噂の?オベリスクのある地蔵岳(2,764m)までは白っぽい花崗岩の砂利道のような地層。足もとを時折滑らせながら「おお~、これがオベリスクか!」と目の前に広がってくる。そういえば、去年、仙丈ヶ岳の頂上からもこの独特の形は目の前に見えていた。
賽の河原のお地蔵さん群から甲斐駒、仙丈がすぐそこに見えていた。

さて、三山の中で一番高い観音岳(2,840m)に登らないとここに来た甲斐がないとそちらの方へ向かうと、観音岳の横にちょこっとまた富士山の影がかわいく見えていた
下りはやっぱり涼しい道をと来た沢沿いの道を戻り、青木鉱泉のお風呂に浸かって帰る。
青木鉱泉はなかなか古いしゃれた建物だが、お風呂はいまいちだったな。あの料金で5個でまとめて売っているような石鹸が寂しく置いてあるだけというのは、お風呂にだけ入った人間が「泊まりたい」と思わせる場所ではなかったな。
 そうそう、私の勘違いで百名山のカウントが間違ってました!この鳳凰山で81峰目です。嘘ついてすいません!!


2010年7月11日日曜日

なるほど、息子もやるもんだ・・・月の話

 映画はここ10数年ミニシアター系の映画館にしか行かないが、金沢でただ一件のその手の映画館『シネモンド』http://www.cine-monde.com/で、ちょっと見てこようかなとそそられる映画があり、行くことにする。
    ただ、気になったのは、いつ出掛けても客席の半分以上が埋まったのを見たことのないこの映画館が、今日はもしかしたら整理券を配るくらいの人混みになっているのではということ。
 私が観たい『月に囚われた男』の前後に上映されるのが、あのイルカの猟の『ザ・コーヴ』で、ファッションビルの4階のお料理教室の横にあるこの映画館に、日の丸掲げた人種が拡声器持って立ちはだかっているのではないかと心配だったが、金沢市民は穏やかなのか全くその様子もなく会場には入れたのは一安心。
 
 ついでなので、この『ザ・コーヴ』に関して私見を述べると、私は日の丸こそ持ち出さないが、「太古から続けているイルカ猟の何が悪いねん!」と言いたい。こんなものでアカデミー賞が取れるなら、南半球のどこぞの国に行って、人間よりはるかに数の多いかわいい顔したヒツジ達が、毛皮は剥がされ、やがて大量に食肉にもされることをテーマにした映画なんかが製作され、それでアカデミー賞とれなかったら、その時は日の丸掲げてもいいくらいに思う。
 えだ豆だかそら豆だか知らないが(知ってますよ、グリーンピースでしょ)から派生した捕鯨反対団体の名前が「シーシェパード」だって?陸上だけじゃなく海でもヒツジを飼うつもりか?何だかやけに目立つヘンテコな形の船に乗って、海賊の旗なんかおっ立てて、私には、ひたすら売名行為で、国連に職員採用され、そこでの高いポストを狙う為だけに目立つ行為をしている奴ら、にしか見えない。余談はこの辺で・・・・
 
 『月に囚われた男』原題は『MOON』だが、さすが日本の関係者はちょっとひねったようですな。
かつて、『地球に墜ちてきた男』というSF映画があり、その『地球・・・』の主役がかのデヴィッド・ボウイだったが、今回のこの『月に・・・』の監督がデヴィッド・ボウイの息子のダンカン・ジョーンズ。
 それだけで観てみようという人間は私だけではないようで、デビッド・ボウイが大好きだった映画『2001年宇宙の旅』のセットを彷彿させながら、主要キャストがたったの一人、撮影日数33日の低予算のこの映画、なかなか深いものがある。
 月の資源採掘作業に従事するクローン人間が一つのテーマだが、その同じ姿のクローン人間同志が、それまでお互いに会ったこともないのに、共有する過去の記憶や家族へ愛情、クローン人間同士の兄弟愛や友情に近い感情など、「そうかもな・・・」と思わせるシーンが出てくる。
 脇役でパートナーとして人工知能を持ったロボットが出てきて、月でのクロン人間一人だけでの滞在をサポートする。その「ガーディ」という名前のロボットも『2001年・・・』の人工知能を持ったコンピューター「ハル」を連想させるが、明らかに「ハル」と違うのは、基本的には雇用者としての企業のために動いてはいるものの、最後は長年連れ添った主人公のサイドに立ち、情けを持って行動するロボットだと言うこと。人工知能はここまで豊かな感情を持たないと、その価値はないと思わせる。
 ちなみに、これも日本びいきの父親の影響か、その雇用している企業名にはハングル語の文字が大きく書かれていて、今やがめついエコノミック人種は韓国人という設定も意味を持っているように感じた。

久しぶりにジャケ買いのひととき

 最近、レコードは勿論音楽CDさえ一つ一つジャケットを眺めながら選んでいくと言うことができなくなってきた。そのショップが少なくなり、大手のショップでは「売れ筋」なる身勝手な押し売り行為が前に出てきて、「ゆっくり色んなものを選ばせろ!」と叫きたくなり行く気もしない。
 そこでその不満を年に何度かどうにか押さえてくれるのが、昔ながらにレコード・CDを所狭しと並べているショップが何件か集まって開催するバーゲンセール。
今回は金沢駅の無駄に大きい「もてなしドーム地下」での開催。見始めるときりがないので、今日はCDコーナーだけにしようと1時間ほど物色していた。アルバムレコードからコンパクトなCDに再生媒体が変わっただけで、ジャケットを眺める楽しみが激減してしまったが、近頃のミュージシャンにはそのこだわりが無いのかな?音楽配信でそもそも形のないものに色を付けて楽しんでいただくと言うサービス精神というか、音だけではなくそれを包むものも大切であるという精神が無くなっているのは、怒りに近い寂しさをおぼえてしまう。音のデータだけを販売する形式では絶対できない(もしかしたら色んな画像が添付される場合もあるのかな?)ジャケ買いはおじさん族の一つの楽しみでもある。
 今回は6枚のCDを購入したうち、初めて聞くミュージシャンのジャケ買いが3枚となったがその中の一つ。「フォークソング」のコーナーにあり、モノクロのジャケットに道の写真とその後ろにそびえる山の写真が気に入って購入。ALTANというアイルランドのグループのようでアルバムタイトルは『another sky』
演奏する楽器の中に「フィドル」と「ブズーキ」というものがあり、フィドルはアイルランド音楽で演奏されるバイオリンのことのようで、ブズーキはちょっとマンドリンに近い半球型の楽器で、ギリシャを中心にバルカン半島とアイルランドでよく使われる楽器のようだ。この二つの楽器とギターの、哀愁漂うそれでいてほのかな懐かしさのある音色に、女性ボーカルの語りかけるような歌声が綺麗にからまってくる。

ちょっと富士山へ

 7月10日、大阪での仕事の帰り道、宇治の観光でもしようかと思っていたものの、せっかくバッグに登山靴も入れていることだしと、今まで高速道路からその姿を見ていただけの近江富士こと「三上山」432mに登って来た。琵琶湖の周りには、頂上から琵琶湖を望める山がたくさんあるけど、裏登山道での登り1時間、表登山道での下り40分の行程はほぼ海抜(湖抜?)ゼロからの登りで、しっかり1週間分の酒を抜いてくれたほど汗をかいた。




「近江富士かわら版」というブログもあるようなのでひょっこり来た人間の撮った写真よりはるかにいいのでご覧あれ!http://omfuji.shiga-saku.net/

2010年7月5日月曜日

水源の山小屋 百名山No.81「甲武信岳」

 6月25日。早朝、東京を出発したときには、すでに雨がぽつりと来ていたが、登山口から徐々に雨はその量を増やしていった今回の登山。甲武信岳という名前自体「甲州」「武州」「信州」の三つの国の境界にあることから付けられた名前のようだが、埼玉から東京へ流れる荒川の源流と長野の千曲川と山梨の笛吹川が信濃川になっていくその源流もこの山にあるという、水源の重要な場所である。
北側の登山口「毛木平」から千曲川源流遊歩道を進むと、水源の山だけあり、登山道の3分の1くらいは水の音が聞こえていて、雨のせいもあってか苔むす森の風景がしっとりとやさしく感じられた。とは言え、晴れたら富士山や八ヶ岳、南アルプスも来たアルプスも見渡せるはずの頂上もその標識以外何も見えない状態で、改めて天気が山登りの一番の要因と感じる。
 その疲れただけの印象の4時間半の登りを吹き飛ばしてくれたのが、今回の山小屋「甲武信小屋」。小屋にたどり着いたときには、今時めずらしいつぎはぎだらけの古い建物で、大丈夫なのかなと心配したが、それがじわじわと味わいある山小屋に感じてきた。
 この小屋をこの日は一人で守っていた「爪(ヅメ)ちゃん」が、以前に聞いてその演奏に感動したという宿泊客の一人からのリクエストに答えてギターの演奏を披露してくれたのは、嬉しいハプニングで、癒し系というかニューエイジ系というか、その演奏は失礼ながらその風貌からはちょっと想像しにくい感じだが、聞き入っていた客の多くから「今後頃で山小屋やってないで、下で音楽活動やったらいい」と言われていたくらい。その夜は、狭い山小屋の寝床もちょっと幸せな気分になった。
翌日下りは三方山から十文字峠経由で、もう少し早かったらアズマシャクナゲの花が満開だった
とのことだが、少しだけ残った鮮やかな花を見ることができた。

帰り道、増富ラジウム鉱泉も『増富の湯』に寄り、ぬるいと言うより冷たく感じるラジウム温泉源泉に静かに浸かってきた。

2010年7月4日日曜日

ドイツ・オーストリア紀行 その7 〆の一杯

 何だか雨降り続きで全く消化不良の今回の旅、最後ぐらいはしっかり旨いものを食べて終わろうと、ミュンヘンでレンタカーを返して、同じバイエルン州でも州都のミュンヘンから北へ300km、電車で移動する。
 そして、世界遺産の王宮のある「Wuerzburgヴルツブルグ」を今回の最後の滞在地にする。
その王宮の広い庭園を散歩し

街中のちょっとしゃれたワインレストランでもうそろそろ季節的に佳境に入っているアスパラの料理を地元のフランケンワインと食する。

この町は、昨年の旅行の時、初日にレンタカーが火を噴いて故障した因縁の場所だが、改めて歩いてみると、なかなかいい雰囲気の町だ。
マイン川に掛かる古い橋と町の中心部にあるマリエン教会。教会の前にはバイエルン独特の飾りを付けたMai baumマイバウム。



 駅のちょっと不思議な風景。気がつかなければ気がつかないことだが、駅のホームにはだいたいどこへ行っても、ホームに時計が二つ並んで付いている。一つで十分じゃないか?と思うものの、どこからでも見えるようにという配慮なのだろうか?
それとこの時計、赤い輪の付いた秒針がゆっくり盤を回るのだが、「12」つまりてっぺんに来ると一瞬動きを止める。そして、その秒針が止まっている間に「カッチン」という感じで、分針が一目盛りだけ移動する。これは果たしてドイツ人気質なのだろうか?

ドイツ・オーストリア紀行 その6 やけくそ日本人観光客

 6月16日。雨は粉糠雨降る御堂筋状態で、インスブルックからドイツへ抜ける途中に、ふと思い立って、去年ドイツ側から登ろうとしたドイツで一番高い山「Zugspitzeツークスピッツ」をオーストリア側から登ろうと麓の町「Obermoosオーバームース」に向かうが、ロープーウエイ駅の「今日の頂上の気温3℃」の表示を見て、すごすごと退散。
 もうこうなれば、日本人観光客に徹するとするか、とドイツ旅行というと誰もがイメージする「Neuschwansteinノイシュバンシュタイン城」に立ち寄る。案の定、日本人団体観光客がわんさかで、「吉田さ~ん、こっちやで!ドイツはやっぱビールやがな!」という感じの関西おばちゃんご一行様なども雨の中、城のある頂上行きのバス停に並んでいたりする。こちらは混雑を避けるため、のんびり裏通りみたいな遊歩道を歩いて、城の一番きれいに見えるところへ行こうとすると、景色の前を日本人の団体が「ここが一番景色がいいのよ!」と割り込んでくる。
 ドイツ人らしき男性と、見るからに知ったかぶり風日本人おねーちゃんのカップルがいて、言葉がわからないと思っているのか目の前でそのドイツ人、私をあごで指して「ここにも日本人が一人いるぞ」と言うと、そのおねーちゃん「あれは日本人ちゃうねんばってんどす!」という感じの明らかに間違った文法のドイツ語で私を斜め目で見て立ち去っていった。
 日本人女性は日本国内で売れ残ったら、日本人女性と言うだけで一種のブランド化していてちやほやされる海外へ行けと言うのは、私の持論だが、こんなゆがんだ女性がえらそうに日本を語るのかと思うと困ったものだ。もっとも、くっついている男性は同レベルになるだろうから、それほど影響ないか・・・
 ついでに、そんな観光客にもわかるちょっとした道路標識。これ、合成ではありません、ドイツの写真ですよ。