2月上旬には蕗のとうが採れて、中旬にはホタルイカが料理屋のメニューに載るんだから、
季節は確実に早まって、温暖化は進行しているように感じるが、
雪のない冬は、布団のない寝床のように余りにも寂しい・・・・
というので、今日はクロスカントリースキーで雪の森をうろつき回ろうと、岐阜・白川郷の雪原に行ってきた。東海北陸自動車道の白川郷インターを降りて、ようやく雪の風景が見えてきて、合掌造りの町並みの方に行くと、冬期閉鎖中の白山スーパー林道の標識と共に「トヨタ白川郷自然学校」の案内が出てくる。この自然学校の奥、雪のため途中で途切れた林道を起点に、約3時間ばかり森の中や小川に沿ってスキーを滑らせた。途中、自然学校のイベントらしいスノーシューで歩こうというグループに出会ったが、それ以外は全く人影無く、晴天の青空と雪化粧のコントラストがひときわ際だつ「三方岩岳」を望みながら汗をかいてきた。途中、飛び回るように移動するリスたちと、足跡と走り去る後ろ姿から、まだ若いと思われるニホンカモシカに遭遇した。