特に願を掛けることもないのだが、せめて頭がボケてしまわないようにと。
梅の時期にしか来たことがなかったのだが、近く例大祭があるようで提灯を飾り付けていた。
境内案内図をみると色んなものがあるようで
泉鏡花の筆塚
東京でただひとつ残っているガス灯だとか
王貞治の「努力」の碑、なんてのもある。
女坂を下り春日通りに出て、夫婦坂を見上げる。
春日通りの緩やかな坂を登るが、この坂は「切通坂」といい、石川啄木がよく通った道だとのことで、彼の作品『悲しき玩具』の中で、
「二晩おきに、夜の一時に切通の坂を上りしも、勤めなればこそ」とある。
交差点にある界隈散歩図、「浅草寺町散歩」「本郷文学散歩」や「下谷縁日散歩」と結構盛りだくさんの散歩道が一杯収録されている。
しばらく歩き左を見るとこんな通りの名前
「サッカー通り」
このサッカー通りを進んでいくと現れるのが、日本サッカー協会のサッカーミュージアム。
建物はなかなかすばらしいが、この日はミュージアム開館が午後だけで入場できず。
それにしてもいたって地味な場所にある。
サッカー通りを抜けると本郷通りと蔵前橋通りの合流点に出る。
蔵前橋通りを進むと「おりがみ会館」なる建物が。
外国人観光客には受けるのかもしれない。
そして、本郷通り方面に曲がると、赤い山門が見えて神田明神へ
ここも今まで知らなかった色んなものがある。
一之宮「大己貴命(おおなむちのみこと)」いわゆる大黒様はわかるが
これが二之宮「少彦名命(すくなひこなのみこと)」いわゆる恵比寿様だそうだ
神田祭が終わったばかりの時で、山車も飾ってあった。
加茂能龍神人形山車
桃太郎人形山車の凛々しい桃太郎の姿
獅子山なる江戸時代の石像物。関東大震災の時に子獅子は崩壊したが、親獅子二つは無事だったとのこと。
銭形平次の碑。回りに小銭は散らばっていなかった。
絵馬のほとんどがアニメ調の絵が描かれているのはアキバエリアだからだろうか?
舞台で始まった東京都無形文化財 神田囃子がバックに見えて、妙にマッチしている。
振り返ると檻の中にポニーがいたりして・・・・
結構楽しめた1時間ほどの散歩でした。