11月1日に韓国・済州島のハルラ山に登った。韓国で一番標高が高く世界自然遺産尾山なので、以前から登ってみたかった山に、はるばる大邱(テグ)から取引先社長キム親子が案内役として付いてきてくれた。登山口から頂上までの標高差が1300m位だが、登山道の距離が長く、登るのに苦労する山ではなかったが、予想以上に、紅葉はもうすでにシーズンを終えようとしているような殺風景な景色が続き、それの追い打ちのように「世界遺産バンザイ!」のように木道が敷き詰められていて、誰でも来てくれアンニョンハセヨ状態で、実際にほとんどハイヒールの女性とか、百均で買ってきたのか?と思うような薄っぺらなビニールレインコート?に身を包んでいる半ズボン若者団体など、ちょっと行ってみるか・・・・といった感じの登山客が目立った。 観音寺登山口から朝8時半に登りはじめ、頂上手前、標高1100m近くのヨンジンモクという避難小屋跡地(なんでも数年前の台風で跡形もなく吹っ飛んだと解説してあるが、それなら早く作り直せ!と誰も言わないのかと不思議に思った)で気温は急激に下がり、手袋がない状態では手が動かなくなり、霧が立ちこめ、うっすらと霧の中にカラスの集団がたたずんでいた。木道階段を前に進むにつれ、風が非常に強くなり、立っていられないくらいになるが、それでも次々と百均グループがやってくる。なんだか人がわっと集まっているので、ここが恐らく頂上だろうと言うところに到着し、頂上の標識だろうと思われる木の前でそそくさと記念撮影をして、早々に降りてきた。下りは違う道をと成板岳コースを下るが、こちらも木道しっかり登山道で、だんだんつまらなくなってくる。
帰りの飛行機の時間があり、大丈夫かと心配しながら、下って、登山口到着が午後4時過ぎ。早く空港へ行かなくてはと焦る私をよそに、キム親子は管理事務所らしきところで、なにやらごそごそやっていたが、やがて一枚の紙を手に戻ってくる。それが、写真のハルラ山登山証明書。何だか、沖縄の首里城で記念コインをもらったような気分に近かった。
とりあえずどうにか無事登って来れたのも、前日食べた名物の黒豚のおかげかも・・・・焼酎の銘柄も「ハルラ山」