2011年、新しい年がやってきた。
それにしても、あの国民的大晦日歌番組、今回はひどかったね~最悪!
半世紀もの間スタイルの変わってないアイドル事務所と
メガネのオヤジが仕切っていて、
ついでにと言う感じで、ギャラで釣られたベテランが、
これまた声が全然出てないひどい歌ばかりで、
早く引退しろ!田舎の高齢者向け施設に入って、畑でもしてろ!
といいたくなるくらいだった。
これくらいなら、民放の根性とアイデアのあるところが番組作れば、
視聴率もすぐに逆転しそうだな。
そして明けて元日は初詣で一日が終わったが、
今日二日も例年通り箱根駅伝と高校サッカーのテレビ観戦で終わってしまいそうだ。
それにしても、元日から色んな店の初売りが始まり、休み気分にどっぷり水をかけてくれる。
年末の30日に高校時代の同級生と恒例の飲み会があった。
その時、宴会中だというのに、しょっちゅう携帯電話で大声で話していたやつがいる。
青果仲買業の人間だが、「三ツ葉が足りない?どうにかするよ」とかなんとか、
大晦日を前にバタバタ仕事をしているようだ。
こんな時に仕事の電話とは、酒は余り美味しいものじゃないだろうなと感じながら聞くと、
最近は大型スーパーなどが元日から開店していて、その準備に年末年始の休みは全くなく、
初詣もままならないとのこと。
四季の移ろいがこの日本の文化をはぐくんできたのに、
季節感が日々無くなっていくと感じさせること頻りだ。
全国チェーンのレストランや洋服屋、コンビニはこれでもかと言うくらいあちこちに建ち並び、
風景自体に「まち」の特長が無くなって久しいが、地球の動きに反して、いつでもいつの季節のものでも手に入り、何が楽しいのかそれを商売にしていることが勝者だとはやし立てるバカが多いのは悲しい限り。
環境のために二酸化炭素の排出量を削減!と叫いていながら、
テレビ局は24時間休み無く、どうでもいいような番組を日々垂れ流している。
どうでもいい時間帯に無理矢理CMを突っ込んでいくため、
大陸の狂った将軍様に収益が貢がれている国民的遊技の趣味の悪いCMや
一生懸命やっている姿は、「考えること」を放棄するだけにしか思えない
「遊び」ゲーム機器のCMがこれでもかと飛び出してきて、
それを見ている国民も、テレビでやっているのだから、
これは「流行」だったり「良いもの」だったりと軽率な判断をして、
その消費者として、初売りのショッピングセンターや正月早々遊技店に走る・・・・
これじゃ、ものを作れないアメリカや中国にもバカにされるのは当然だよな。
こんなときは、せっかく降ってくれて、正月の風景に彩りを付けてくれた雪を時々眺めながら、
一年の練習の成果をこの一人1時間余りに賭けて、箱根に向かって走る学生達の一生懸命さを見て、日本もまだまだこんな若者がいる限り期待できると感じるために駅伝の中継を見ていよう。