2月は石川県白山の麓白山市「旧白峰村」では「雪だるままつり」が毎年開催されるが、2月12日、旧白峰村の中心地で開催のまつりに出かけた。
まだ、うちの子供が小学生の頃初めて連れて行った記憶があるので、10年以上、そんなに大々的なイベント広報もせず、以前は一週間続けて開催していたけど、余りにもこの小さな村に人が大勢詰めかけたので、今は地区ごとに1日づつの開催にしたのも、妙に背伸びしない町の行事として続けられる原因かもしれない。
かつては蚕の養殖、絹織物で天領だったというこの村で、住人が自宅の前に冬の寒さが少しでもあたたかになるようにと、それぞれ家族総出で一生懸命雪だるまを作った、そんなほのぼのさが何とも言えない。
翌日は雪山歩き。白山を登る登山道はいくつもあるが、そのうちの加賀禅定道を、スキー客で賑わっている一里野温泉スキー場のゴンドラの頂上駅から奥に進んでいった。一面の雪とブナの凍り付いた木々の樹氷の世界。時折、ダイヤモンドダスト状の雨とも霧とも付かないシャワーに包まれながら、昼は麓で買った手のひらの大きさほどもある「いっぷくちゃん」という名のおはぎとあったかコーヒー。