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2011年11月8日火曜日

やはり「三」は二つの方が勢いがいい!


 去年も金沢での独演会は観に行たが、
今年はどうも蟹の解禁日にからめていらっしゃったのかな?
「柳家小三治」の独演会を石川県立音楽堂邦楽ホールで観てきた。
正直言って、スイマセン!途中しっかり寝てしまった。
 最後の話『茶の湯』の顔の表情だけが、名人芸の片鱗を感じさせてくれたが、
それさえ、なんだかお笑い芸人がバラエティ番組で尻を出せば笑いがとれる、という感じに見えて、ちょっと寂しかったな。
 「まくらの小三治」も、何だかせんべい布団のオマケにくっついている2等寝台車の「まくら」みたいでがっかりしてしまった。
 地方での公演は、どさ回りの演歌歌手でも気合いが入らないのといっしょなのかもしれないな。
 
 先日、同じ「三」でも小三治の一番弟子「三三(さんざ)」の独演会を観てきた。
場所は横浜「かなっくホール」
 地方とは言えないものの、静かな景色の横浜の東神奈川、
ちょっと離れてるとは言え小田原出身の三三にとって神奈川県での高座はそれなりに気合いが入るようだ。



 噺はやはり勢いがあってうまい!こんな話もできるのか、と毎回感心するのだが、
こと「まくら」の方は「またそれ?」といいたいくらい、こちらは大師匠と違ってネタ不足だな。
 もっとも、私のように名古屋で観た客が、アイドルの追っかけみたいに大阪でも横浜でも富山までも観に来てるとは、さすがにご本人は気がつかないだろうけど。
 
 「湯飲みを置くのはは30年早い」とアンケートに書いたのは私です!
と手を挙げたくなるくらい(笑)

 でも、粋なことをしますよ彼は。
国立劇場で顔写真入りチロルチョコを配ったかと思うと、
http://www.blogger.com/blogger.g?blogID=1468975436726606911#editor/target=post;postID=1748173396136286043

 大阪での高座の時にオリジナルタオルがお目見えした。
この類のことは、本人というより周りを囲むスタッフとか主催者の違いで出てくるのかな?
「三」は二つの方が威勢はいいやな!