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2011年11月5日土曜日

ポケットをたたけば・・・・

 子供の頃、「ポケットをたたけば、ビスケットが一つ~」というあの歌のように、いつの間にかビスケットがポケットに入ってないか何度もたたいていた記憶がある。
 雪国ではポケットに手を突っ込んでいると雪道などで転んだ時に手で体を支えきれなくて、頭を打つことが多く、冬場は致命的な場面を招くこともある。
 私が何やら歌を口ずさみながら、あまりにポケットをたたいたり手を突っ込んでいるので、母親はポケットを縫い付けてしまったくらいだ。
 ビスケットが食べたかったんですよね。地方にもようやく高度成長の波がやってこようとしている時代の、ちょっと切ない思い出。

 誰でも、いつもスラックス、ズボンのポケットに入っているもの、もしくは潜り込ませておくものが一つや二つあると思うが(無いかな?)私の場合、この三つ。
 

 まず、右上の青いやつはいわゆるティッシュペーパー。
それも日本でよく使われる駅前で広告をはさんで配っていたり、コンビニで4個パックで売っているポケットティッシュの類では無く、おそらく原産国はドイツだと思われるが、ヨーロッパに行くと自分用の土産で一番スペースをとるほど買い込んでくる、この『TEMPO(テンポ)』というティッシュぺーパー。
 ちなみにティッシュペーパーの「ティッシュ」の語源は英語のtissue=繊維・組織だとものの本には書いてあるが、私はドイツ語のtisch=テーブルが語源だと思っている。このTEMPOを開けてみると中からはテーブル用ナプキンに近い、日本のティッシュの3~4倍近い厚みのしっかりした紙が出てくる。食事などに使う口の周りを拭いたりする紙のことなのだから、テーブルで使う紙=Tisch Papierじゃないのかな?
 要はそれくらい分厚くしっかりしていて、日本で「ちょっと、ティッシュ取ってくれ!」というシーンでドイツでは「ちょっと、テンポ取ってくれ!」と言うくらいポピュラーなものだ。反対に私が知る限りドイツでは日本のような柔らかな素材のポケットティッシュは存在しない。

 このテンポのいいところは、やはりその厚み。汚い話かもしれないが、一度で捨てるのではなく、何度も使えるのだ。もともとヨーロッパ人はハンカチで鼻をかむ人が多いが、それに比べれば極めて衛生的かも。それに、テンポが役に立つのが山登りの時、山では登山道でゴミを捨てることは御法度で、気温が下がってハナタレ状態になった時など何度も使えるので。ゴミが少なくて済む。ついでに曇ったメガネや雨に濡れたコンパスを拭いたりもできる。
 もう一つこのテンポのいいところは、収納してあるビニール袋に開閉自由のテープで留めるフタが付いていること。一枚一枚ていねいに使えて、ティッシュとと一緒にクレジットカードが入るくらいの大きさなので、私は小銭をよくそこに放り込む。

 このTEMPOも最近は世界進出していて、中国のスーパーでも買えるのだが、中国版は半分のサイズの小さなものがほとんどで、ちょっと使いづらいし、メンソールの香り付きとか、アップルの香り付きとか余計なものがあり、そのメンソールの香りと称するものは決してメントールではなく、線香の匂いにのような。まあ、そもそも線香フレーバーだと思って使っている。
 ちなみにパッケージに印刷してある製造元は王子製紙(蘇州)だった。日本でも作ってほしいな。


 さて、ず~と上の写真に戻っていただき、左手の黒い棒。
これはお気に入りの「耳かき」
 そもそも、私の耳は湿度の変化に敏感で、極めて頻繁にかゆみを感じる。
手元に耳かきがないと非常にイライラしてきて、緊急時にはボールペンのフタ(特にビックボールペンの黒いフタが最適!)などを使ってしまう。
 つげの木の国産の耳かきがフィット感といい、こすれ具合といい最高だと思うが、なかなかポケットに入ってくれる大きさのものがない。
 そこでポケットに入る丁度いい大きさの両端が螺旋状になったゴム製の耳かきがこれ。この「螺旋状」の部分が優しくしっかりと獲物を捕らえて、かゆいところも掻いてくれる。黒い色はとれた耳垢がよく見えるのでいいのだが、落とした時にどこにあるのかがわからなくなるのが欠点で、車を掃除する際に座席の下あたりから2,3個発見されることがある。
ちなみにこの耳かき「グッドデザイン賞」を受賞している。

 そして、もう一つのポケットの中の品は、「のど飴」
ちまたには色んなのど飴があるが、乾燥に弱い喉を持つ私にはとりあえずポケットに放り込まれている必需品。飛行機や電車の移動中、スピーチや講義をする際、なぜか依頼の多い宴会の司会役などの時には実によく役立つし、またまた山登りだと呼吸のきつい登り始めの10分間にはのど飴があると助かる。
 特にお気に入りなのが香港のお土産にもらった『念慈庵(NINJIOM)』缶入りの上に一つ一つパッケージされていて、長く保管しておいて気がついたらべとべとになっていることがない。
 味は色んなエキスが入っていそうな漢方系の味だが、それほどきつく感じず、中国とヨーロッパが融合した上品な味。喉にジワジワとしみてくる。そろそろ在庫が尽きてきたので、誰か香港で買って来て欲しいな。


 という具合のポケット探偵団でした。
そういえば、「ポケットをたたけば~」の歌の2節目の歌詞「も一つたたけばビスケットが二つ」と続くが、子供の頃「そうか、入れないでたたいても出て来ないのか、ビスケットが子供を生むんだな」と思いついた私は、ビスケットを入れてたたいてみた。
 当然、見事に割れて粉々になり、ズボンを脱いでポケットを裏返しにしないと中身が出て来ない具合になってしまった。

都会の森 2 ~上海・中山公園

 上海での滞在では、交通の便もよく、買い物も十分できる「中山公園」の近くのホテルを使うことが多い。
 日本人がやたら溜まっている場所はどこの国の大都市でもあるのだが、上海では「古北(くーぺー)」地区が日本人街で、レストランも飲み屋街も日本語だらけだが、そこからもっと静かなところへと移ってくる人が多いのが、この中山公園近辺だとのこと。すごくわかる気がするが、余り移住されると怖いなと感じている。

 さて、私が公園に近い所に滞在するのは、公園を散歩するためなのだが、広大な敷地に
朝の早くから、公園内は人が一杯。


 プラタナスの並木は上海ではこんな感じ。

 これは神社のご神木みたいなものなのか、道行く人の半分くらいが立ち止まり手を合わせていた。表示には「鈴木」とあり、決して日本人の鈴木さんが寄付したわけではなく、漢字の下の英文によると鈴木はプラタナスのことのようで、この公園で一番大きな木だとのことで、「一番大きい」に反応する中国人が手を合わせているのだろう。

 木々の森もそれなりにあるが、人の盛りも多い。

中国と言えば太極拳、こんな感じで演舞?しているグループが公園内を歩いていて10グループぐらい見た。太極拳もあれば、何だか怪しい越の動きのおばちゃんダンスがあり、剣術のグループ、社交ダンス、ご老体向け指先運動、バドミントン、独楽回し、凧上げ・・・

 これは、鳥の鳴き声を競わせているようだ。籠にはちょっと太っちょのメジロが一羽づつ入っていて、そこら中から声が聞こえる。
 
 はて、UFOでも呼んでいるのかな?

 
 裏口から出ると、道端になにやら怪しげな物売りのインスタント商店。
古銭や陶器、占い師、電化製品、こんなものどうするんだ?というようながらくたばかりの店に案外人だかりができていたりする。

 怪しいついでに、今回は竹で作った折りたたみ洗濯物干しを購入した。

     初日に買った時は一つ6元(80円くらい)だったが、2日目に行くと一つ10元だという。
ここに商売しに来たわけじゃなし、まあ彼らも生活があるだろうからと10元のものを二つ土産用に購入。なかなか使い勝手は良さそうだが、作りはやっぱり中国製で、これは百均にも出ないだろうなという代物。
 
 ひときは沢山の人だかり、賑わっているなと思ったらお巡りさんが何かを摘発したようで、
野次馬が横からけしかけていたりする。
 知らん顔して鶏売りのお兄さんが商売をしている

 鉄板の上で、薄く何かを焼いている。中国風クレープと言うところか・・・
朝飯前だったので、味噌とネギと香草、そして揚げパンが挟まった物3元(40円)なりを購入し、
ぱくついてホテルに戻る。


都会の森 1 ~新宿御苑

 これまで、新宿御苑には桜の開花時期になると行ってみたいと思っていたが、乗降客数日本一を誇る新宿駅に近い公園だから、それこそ通勤ラッシュ時の小田急線電車みたいに人がごった返すと想像すると、近寄りがたい公園であった。
 
 10月23日、東京滞在の秋の一日、丹沢か奥日光にでも行こうかと企んでいたが、前夜飲んだくれた上に、テレビで奥日光に続くいろは坂の大渋滞の画像が出てきて、近場の散歩にしようと地下鉄に乗った。

 この日新宿御苑に向かったのには、ちょっとした理由があった。
 環境省が管理している全国の国立公園などには84カ所のビジターセンターがあり、その施設をめぐる「全国自然いきものめぐりスタンプラリー」を2010年7月~2013年3月までやっていて、スタンプを3個押すと銅賞で動物たちのシール、5個で銀賞のオリジナル手ぬぐいがもらえ、10個押すと金賞で素敵な記念品がもらえる。
 実は国立公園以外でも宮内庁からの払い下げというか横流しというかで環境省が管理している公園が二つあり、一つは京都御苑、そしてもう一つがこの新宿御苑。
そうなんですよ、新宿御苑は国が管理しているんですよ!納税者の皆様、利用するに限ります!入場料1回200円、何と、年間パスポートが2000円ポッキリ!

 それで、私の持っているスタンプ帳にはすでに9個のスタンプが押してあり、いいオヤジが年内中に10個目で金賞獲得だ!とわくわくしながら地下鉄を乗り継いできた。

 スタンプ台で感激の10個目を押して、係の方に「お願いします!」と誇らしげに差し出すと、
何も書かれてない「ゴールド認定証」なるハガキ大の用紙と、景品の小さなオリジナルの水筒が手渡された。(すいません、水筒はその後の出張にはかさばるので、東京に置いてきました)
自分でしっかり名前と日付を書き込んで、さて、公園に入るかな。
 ちなみにこれまでにスタンプを押した場所は、①白山市ノ瀬ビジターセンター②白山中宮温泉ビジターセンター③長崎・雲仙天草お山の情報館④雲仙天草諏訪の池ビジターセンター⑤雲仙天草平成新山ネイチャーセンター(なんと雲仙で3つかせいでいる!)⑥琵琶湖水鳥湿地センター⑦京都御苑⑧日光湯本ビジターセンター⑨新潟・佐潟水鳥湿地センター
 まだまだ期限があるので、次の10個に挑戦しようと意気込んでいる!

 それよりも、いやいや、こんな都会の真ん中にこれだけの公園があるとは、今までこなかったのがすごく損したような気分になったくらい。


  高層ビルが覗き、ニューヨークのセントラルパークを彷彿させる景色。でもこちら側は日本庭園。


こちらのホームページの表現をお借りすると
 「イギリス風景式庭園、フランス式整形庭園、日本庭園をたくみに組み合わせた庭園で、日本における近代西洋庭園の名園です。広々とした芝生にユリノキやプラタナスなどの巨樹が点在するイギリス風景式庭園、バラ花壇を中心に左右にプラタナスの並木を配したフランス式整形庭園、回遊式の情緒あふれる日本庭園など、さまざまな様式の特色あふれる庭園が楽しめます。」
 なにしろしっかり森もあって

 ちょっと色づき始めたプラタナスの並木

むせかえるような匂いの漂うバラ園

 咲き始めたサザンカに蝶が止まり


お茶席で木々を愛でるもいいし・・・・

 ハナミズキの紅葉が見頃と言うことで行ってみると、葉の彩りより、地面の苔の上に落ちた赤い実の方が綺麗にうつった。
 
 そして、やっぱり10月だから?ジュウガツザクラ

園内には広々として手入れの行き届いた芝生もあり、寝ころんで読書でもするには持ってこい。
都会の喧噪も聞こえず、これで200円は安い!
見所マップをどうぞ
http://www.fng.or.jp/shinjuku/info/migoromap/img/migoro1111a.jpg


2011年11月1日火曜日

ちょっと気になる山『三十三間山』(842m)

 福井・若狭に前から気になっていた山があり、天気がいまいちだったが、これも北陸の正しい風景のもとだと思い登って来た。
なんでも京都の三十三間堂の建造の際に使用した木材は、この山から切り出されたとのことだが、若狭と京都とのつながりがこんなところにもあったのかと思いにふける機会にと行ってみることにした。

 国道27号線、丹後街道に「三十三間山登山口」とバカに大きな看板があり、それにつられて細くなっていく道を進むとあっさりと登山口。


 台風のせいか、所々に土砂崩れ場所のある林道から、植林地帯の登山道に入るが、
途中でどこが登山道だかわからないほどの土砂崩れも見えて、沢沿いに登ると「最後の水場」の標識。

植林地帯を1時間くらい歩くと、はるかに日本海の湾が見える。


 しばらくすると『夫婦松』の休憩スペース。
どれがその松だと探していると、何だか朽ちかけた気が二本寄り添って辛うじて立っていた・




草原のような尾根に出ると入り組んだ湾が見えてくる。

頂上は何でもない場所で、ちょっと恒例の登山グループが武生あたりの言葉で
食事しながら盛り上がっていた。
時折雨がぱらつくあいにくの天気の中、足早に下山する。
ふと、反対側を見ると
かすかに琵琶湖が見えた。
これだと京都もそれほど遠くなく近いのだなと感じる。

寝てるな、立山!

 10月8日、三連休の日程というだけで、立山室堂の混雑が目に見えるようだったが、
今回は、ほぼ初心者で「山ガールはどんな格好がいいかね?」とのたまう女性陣、
平均年齢辛うじて40台の3人+女子大生の計4名の山ガール及び、山ガールもどきもしくは山バールを2人のおじさんで引率ということに相成った。
 立山駅の駐車場ですでに、そんなところまで駐車場にするのか?!というくらいの車の量の混雑で、しっかり満員のケーブルカーに乗り、登山リュックを腹に抱えて身動きできない状態で高原バスに乗って、まずは室堂に到着。
 おばちゃんの観光客グループや、社員旅行風で朝からしこたまバスの中で酒盛りをしてきた感じの団体が土産物屋とトイレを占拠し、うんざりしながら、外の展望スペースに出ると、

『わお~っ、快晴!!!』

 いやはや、この天気とちょっとひんやりの澄んだ空気が、おばちゃんの騒音公害会話も、オヤジたちのたばこ臭さも、全てを許せるくらいに思えてくる。
 目の前には、今日の目的地剱御前小屋に伸びる真砂岳~別山~剱御前の尾根にうっすら数日前に降った雪がかぶっている。アイゼンを準備してこなかったので、山ガールご一行様をどこまでお連れできるかわからない状況。
 とりあえず「力水」の代わりに「玉殿湧水」で水を汲んで、いざ出発!


 まずは、日本三霊山の一つの立山だから、奥宮である雄山神社のある『雄山(3003m)』には登らねばと一の越へ向かうが、この何でもない散歩道登山道ですでに雪が積もって、凍結しているところがあり、空の青さが余りにも「抜けてしまっているような」単色の青なので、風景もだんだん地球じゃない場所にいるような気分になってくる。

 凍結部でこけないようにと歩くこと1時間ちょっと、「一の越」に到着。
見上げると雄山へのがれき道が、早く上まで来い!と呼んでいるようだ。


 雄山~大汝山~富士ノ折立と進んで山小屋に行く予定なので、それぞれそれなりに大きなリュックを背負っているが、その荷物が効いたのか、バテてくるメンバー達、登るにつれて気温も低くなり、凍結部分も増えてきて、足場選びも慎重になり、雄山神社に到着したのが予定より1時間ほど遅れたお昼過ぎ、気温を見ると4℃だった。
 何度も言うが、この素晴らしい天気。
はるか穂高連峰、槍ヶ岳もしっかり見える。

 4℃の気温に震えながらカップ麺の湯気が暖かいこと!
そそくさと昼食を済ませて、ここまで来たならと奥宮を目指す。


奥宮からは白馬連山もすぐそこに見える。
振り返るとさっき凍えて昼飯をとった神社の姿。
この寒さだからといって巫女さんもダウンジャケット着て仕事は出来ないので、
冬期休業中。


 そのお社には登山客の食べこぼしを頂こうと、こいつはイワツバメかな?すぐ近くまで寄ってきた。

 実は今回の山ガール軍団には、めっきり雪に弱く、雪が3cmも積もればもう外出もしないという生粋の大阪人と東京出身の女子大生が含まれていて、この先に控えている大きな下りのカールは見ただけで足がすくんで登山どころじゃないだろうと判断し、この雄山より標高が12mだけ高い隣の『大汝山(3015m)』まで、雪道をお尻優先で歩く彼女たちをなだめすかしてお連れする。
黒部湖が大きくのぞき込めた。


  結局、予約してあった剱御前小屋はキャンセルし、雄山を下り、一ノ越から室堂方面に下り、
このまま高原バスに乗って下界に降りようかと相談しながら歩いていると、
だんだん日も傾きかけ、気温も下がってきて、ふと、地図を見ると、「日本最古の山小屋」とあった。
 話の種に泊まってみるのもいいかと小屋の目の前で電話をかけると、相部屋でどうにか収容してくれて、夕食もしっかり用意できますとのこと。
 復元された日本最古の小屋の後に綺麗な立派な小屋。料金も「そんな金額でいいの?」という値段で、しかも嬉しいことに大浴場付き!
 考えてみたら、標高2450mの室堂に近い山小屋とは言え、荷物を下から人力で運んでくるわけでも、ヘリコプターで搬送するわけでもなく、すぐ近くまで車が入ってこれるのだからその分コストが掛からないし、色んなことができるんだなと気付く。
まあ、そんなことはどうでもいいが、寒い外気からあたたかな室内の入り、お風呂に浸って、湯上がりのビールが最高だった。


 小屋からの朝焼け。残念ながら雄山の下の谷にあるこの小屋ではご来光は拝めなかったが、
これまた天気が全てを許してくれた。

 翌日は室堂周辺観光散策コース
 ミドリガ池


 雷鳥沢と雷鳥沢キャンプ場


 なんと、山岳救助隊のヘリコプターが救助するシーンが目の前で展開され


 かすかに剱岳の頭が見える地獄谷を抜けて



 ミクリガ池から室堂に戻って記念写真。
 室堂から天狗平に抜ける登山道では剱岳の姿がすっきりと見えた
寝てられない、立山だった。