冬の間山登りをしてない体をどうにか目覚めさせようと
快晴の空に白山がスッキリ映えて見える朝
琵琶湖周辺の山に向かって出発したが、
北陸自動車道を南下するうちに武生の手前で、
目の前に視界を大きく占める山がきれいに立ちはだかってきた。
越前富士とも呼ばれる日野山(ひのさん)・795mで、
「もしかしたら、この頂上から見る今日の白山連峰はきれいだろうな・・・」
「よし!今日はここにしよう!」と急遽変更、
南条サービスエリアのスマートインターチェンジから、一般道にでる。
登山口の日野神社の手前の登山者用駐車場には
すでに10台くらいの車が停まっていて、
誰もいないだろうと思っていただけにそれなりに人気があるのかな?
と感じながら、登山口の日野神社で安全を願って柏手を打つ。
雪解け水が気持ちよく流れる川の音を聞きながら登っていくと
「古道」の標識が現れ、
林道や新しく整備された登山道を時折横切りながら
林道や新しく整備された登山道を時折横切りながら
その古道を辿って頂上まで標高差700m余り、
ちょうど心地よい汗をかいて
ちょうど心地よい汗をかいて
頂上の日野神社奥宮まで約2時間。
細い古道の脇には、時折地蔵が微笑み、
ショウジョウバカマの花やスミレ系の花がそこここに咲いていて、
見上げると葉桜も彩りを加えたヤマザクラ、
ぽっかり鮮やかな白のコブシの花。
ぽっかり鮮やかな白のコブシの花。
予想通り、頂上からはちょっとかすんで見えるものの白山の三山の雪をまとった姿。
視線をスライドさせると荒島岳や銀杏峰(げなんぼ)、平家岳、能郷白山、冠山・・・などなど
白山連山の奥の深さを感じさせてくれた。
下りは違う道を通り、かつては女人禁制だった山に尼さんが登り、
山の神の怒りに触れて転がり落ちたという
「比丘尼(びくに)ころがし」と呼ばれる急な坂やいくつかの滝、
弁慶がトレーニングに使い3枚に割られたという『弁慶の三枚岩』などを通り、
「比丘尼(びくに)ころがし」と呼ばれる急な坂やいくつかの滝、
弁慶がトレーニングに使い3枚に割られたという『弁慶の三枚岩』などを通り、
日野神社に到着。
なんでもこの日は「青木祭り」とかいう祭事の日だったようで、
なんでもこの日は「青木祭り」とかいう祭事の日だったようで、
朝見たときには開いていた本堂の扉がしっかり閉まって、
回りはひたすらぽっかりと日だまり。そして鳥の声だけの静寂。
ちなみにこの日野山は、白山を開山した泰澄上人が開山したそもそもが修行の山のようで、
かの紫式部も2年間この地に滞在していたそうな。
いくつもある登山道の一つに越前和紙の古里「大滝町」からの道もあったり、
すぐ近くに「鋳物師」という名の集落があったりと調べていくと色んな発見があるような、
そんな静かで深い場所のようだ。
ちなみにこの日野山は、白山を開山した泰澄上人が開山したそもそもが修行の山のようで、
かの紫式部も2年間この地に滞在していたそうな。
いくつもある登山道の一つに越前和紙の古里「大滝町」からの道もあったり、
すぐ近くに「鋳物師」という名の集落があったりと調べていくと色んな発見があるような、
そんな静かで深い場所のようだ。
とりあえず、春の息吹の中、いい汗をかいてきた。