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2011年2月5日土曜日

春立ちぬ 荒神様

 この冬は例年になく積雪の多い年で、雪の被害による死者が100人を超えたというニュースがテレビで流れていた。
 そんな各地での荒れた天気も一段落して、季節の節目となる「節分」は少しばかり穏やかな天気になった。
二四節季の中でも、もしかしたら一番嬉しいわくわくする節季かもしれない「立春」がやってきた。

 荒神様という主として密教系の寺院が各地にあるのをこれまで私は知らなくて、
今回、京都御所の近くと言うことだけを考えて滞在したホテルが、
「荒神口」という交差点の近くで、その道を鴨川方面に見ると「荒神橋」があり、
その反対方面に「清荒神 護浄院」の幟を見つけ、朝の散歩に出掛けてみる。

 そもそも、荒神様は神様の中でも悪役を演じてきたようで、それが転じて不浄を嫌う神、火の神、かまどの神になったようだが、
この日は悪役の一番の出演日「節分祭」の日で、
豆まきの台が設置がされ、小さな御輿の飾り付けをして準備をしていた。
朝の陽射しの中で鬼の顔もほっこりあたたかに感じ、帰りに火の神のシンボルのような特製の火箸を買って帰る。