映画はここ10数年ミニシアター系の映画館にしか行かないが、金沢でただ一件のその手の映画館『シネモンド』http://www.cine-monde.com/で、ちょっと見てこようかなとそそられる映画があり、行くことにする。
ただ、気になったのは、いつ出掛けても客席の半分以上が埋まったのを見たことのないこの映画館が、今日はもしかしたら整理券を配るくらいの人混みになっているのではということ。
私が観たい『月に囚われた男』の前後に上映されるのが、あのイルカの猟の『ザ・コーヴ』で、ファッションビルの4階のお料理教室の横にあるこの映画館に、日の丸掲げた人種が拡声器持って立ちはだかっているのではないかと心配だったが、金沢市民は穏やかなのか全くその様子もなく会場には入れたのは一安心。
ついでなので、この『ザ・コーヴ』に関して私見を述べると、私は日の丸こそ持ち出さないが、「太古から続けているイルカ猟の何が悪いねん!」と言いたい。こんなものでアカデミー賞が取れるなら、南半球のどこぞの国に行って、人間よりはるかに数の多いかわいい顔したヒツジ達が、毛皮は剥がされ、やがて大量に食肉にもされることをテーマにした映画なんかが製作され、それでアカデミー賞とれなかったら、その時は日の丸掲げてもいいくらいに思う。
えだ豆だかそら豆だか知らないが(知ってますよ、グリーンピースでしょ)から派生した捕鯨反対団体の名前が「シーシェパード」だって?陸上だけじゃなく海でもヒツジを飼うつもりか?何だかやけに目立つヘンテコな形の船に乗って、海賊の旗なんかおっ立てて、私には、ひたすら売名行為で、国連に職員採用され、そこでの高いポストを狙う為だけに目立つ行為をしている奴ら、にしか見えない。余談はこの辺で・・・・
『月に囚われた男』原題は『MOON』だが、さすが日本の関係者はちょっとひねったようですな。
かつて、『地球に墜ちてきた男』というSF映画があり、その『地球・・・』の主役がかのデヴィッド・ボウイだったが、今回のこの『月に・・・』の監督がデヴィッド・ボウイの息子のダンカン・ジョーンズ。
それだけで観てみようという人間は私だけではないようで、デビッド・ボウイが大好きだった映画『2001年宇宙の旅』のセットを彷彿させながら、主要キャストがたったの一人、撮影日数33日の低予算のこの映画、なかなか深いものがある。
月の資源採掘作業に従事するクローン人間が一つのテーマだが、その同じ姿のクローン人間同志が、それまでお互いに会ったこともないのに、共有する過去の記憶や家族へ愛情、クローン人間同士の兄弟愛や友情に近い感情など、「そうかもな・・・」と思わせるシーンが出てくる。
脇役でパートナーとして人工知能を持ったロボットが出てきて、月でのクロン人間一人だけでの滞在をサポートする。その「ガーディ」という名前のロボットも『2001年・・・』の人工知能を持ったコンピューター「ハル」を連想させるが、明らかに「ハル」と違うのは、基本的には雇用者としての企業のために動いてはいるものの、最後は長年連れ添った主人公のサイドに立ち、情けを持って行動するロボットだと言うこと。人工知能はここまで豊かな感情を持たないと、その価値はないと思わせる。
ちなみに、これも日本びいきの父親の影響か、その雇用している企業名にはハングル語の文字が大きく書かれていて、今やがめついエコノミック人種は韓国人という設定も意味を持っているように感じた。
2010年7月11日日曜日
久しぶりにジャケ買いのひととき
最近、レコードは勿論音楽CDさえ一つ一つジャケットを眺めながら選んでいくと言うことができなくなってきた。そのショップが少なくなり、大手のショップでは「売れ筋」なる身勝手な押し売り行為が前に出てきて、「ゆっくり色んなものを選ばせろ!」と叫きたくなり行く気もしない。
そこでその不満を年に何度かどうにか押さえてくれるのが、昔ながらにレコード・CDを所狭しと並べているショップが何件か集まって開催するバーゲンセール。
今回は金沢駅の無駄に大きい「もてなしドーム地下」での開催。見始めるときりがないので、今日はCDコーナーだけにしようと1時間ほど物色していた。アルバムレコードからコンパクトなCDに再生媒体が変わっただけで、ジャケットを眺める楽しみが激減してしまったが、近頃のミュージシャンにはそのこだわりが無いのかな?音楽配信でそもそも形のないものに色を付けて楽しんでいただくと言うサービス精神というか、音だけではなくそれを包むものも大切であるという精神が無くなっているのは、怒りに近い寂しさをおぼえてしまう。音のデータだけを販売する形式では絶対できない(もしかしたら色んな画像が添付される場合もあるのかな?)ジャケ買いはおじさん族の一つの楽しみでもある。
今回は6枚のCDを購入したうち、初めて聞くミュージシャンのジャケ買いが3枚となったがその中の一つ。「フォークソング」のコーナーにあり、モノクロのジャケットに道の写真とその後ろにそびえる山の写真が気に入って購入。ALTANというアイルランドのグループのようでアルバムタイトルは『another sky』
演奏する楽器の中に「フィドル」と「ブズーキ」というものがあり、フィドルはアイルランド音楽で演奏されるバイオリンのことのようで、ブズーキはちょっとマンドリンに近い半球型の楽器で、ギリシャを中心にバルカン半島とアイルランドでよく使われる楽器のようだ。この二つの楽器とギターの、哀愁漂うそれでいてほのかな懐かしさのある音色に、女性ボーカルの語りかけるような歌声が綺麗にからまってくる。
そこでその不満を年に何度かどうにか押さえてくれるのが、昔ながらにレコード・CDを所狭しと並べているショップが何件か集まって開催するバーゲンセール。
今回は金沢駅の無駄に大きい「もてなしドーム地下」での開催。見始めるときりがないので、今日はCDコーナーだけにしようと1時間ほど物色していた。アルバムレコードからコンパクトなCDに再生媒体が変わっただけで、ジャケットを眺める楽しみが激減してしまったが、近頃のミュージシャンにはそのこだわりが無いのかな?音楽配信でそもそも形のないものに色を付けて楽しんでいただくと言うサービス精神というか、音だけではなくそれを包むものも大切であるという精神が無くなっているのは、怒りに近い寂しさをおぼえてしまう。音のデータだけを販売する形式では絶対できない(もしかしたら色んな画像が添付される場合もあるのかな?)ジャケ買いはおじさん族の一つの楽しみでもある。
今回は6枚のCDを購入したうち、初めて聞くミュージシャンのジャケ買いが3枚となったがその中の一つ。「フォークソング」のコーナーにあり、モノクロのジャケットに道の写真とその後ろにそびえる山の写真が気に入って購入。ALTANというアイルランドのグループのようでアルバムタイトルは『another sky』
演奏する楽器の中に「フィドル」と「ブズーキ」というものがあり、フィドルはアイルランド音楽で演奏されるバイオリンのことのようで、ブズーキはちょっとマンドリンに近い半球型の楽器で、ギリシャを中心にバルカン半島とアイルランドでよく使われる楽器のようだ。この二つの楽器とギターの、哀愁漂うそれでいてほのかな懐かしさのある音色に、女性ボーカルの語りかけるような歌声が綺麗にからまってくる。
ちょっと富士山へ
7月10日、大阪での仕事の帰り道、宇治の観光でもしようかと思っていたものの、せっかくバッグに登山靴も入れていることだしと、今まで高速道路からその姿を見ていただけの近江富士こと「三上山」432mに登って来た。琵琶湖の周りには、頂上から琵琶湖を望める山がたくさんあるけど、裏登山道での登り1時間、表登山道での下り40分の行程はほぼ海抜(湖抜?)ゼロからの登りで、しっかり1週間分の酒を抜いてくれたほど汗をかいた。
「近江富士かわら版」というブログもあるようなのでひょっこり来た人間の撮った写真よりはるかにいいのでご覧あれ!http://omfuji.shiga-saku.net/
「近江富士かわら版」というブログもあるようなのでひょっこり来た人間の撮った写真よりはるかにいいのでご覧あれ!http://omfuji.shiga-saku.net/
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