Powered By Blogger

2010年1月19日火曜日

初めての上高地


 いくつもの名峰の登山口を擁し、穂高連山を見渡せる景勝地だと言うことは知っていたものの、バスを待つ人々のTDL並みの列にいつもうんざりして、その上、何だかそこに行くことがステイタスとでも思っている人種もいたりして、さんざん敬遠してきた上高地という場所に、冬の極寒の時期なら人もまばらだろうと、山岳会の仲間達と出かけた。

 天気が全てを解決してくれるという、山登りの幸運を見たような快晴で、氷点下10度近い透き通る空気の中、西穂高も奥穂高もきれいだった!!焼岳もしっかり煙を出して立っている。

いつもこうならいいんですがね。同行の何人かは数年ぶりに訪れたとのことで、いつの間にかきれいな建物になっているホテル群に驚いていた。これじゃ、単なるリゾート地だな、人の少ない冬に来てよかった。

 それにしても、あのシーズン中のバス乗り場の列を見ながら、思うことがある。自然保護の観点から自家用車の乗り入れが禁止で、量的移動手段としてバスを利用するのは、理解の域だが、自家用車とかわりないタクシーも乗り入れが許可されているというのが、全く理解できない。それも量的移動手段だというなら、人数を集めてハイブリッド車の自家用車に乗っていけば、そっちの方がよっぽど自然環境に配慮しているのではないだろうか?それほどの高低差もない道のりだから、タクシーは全て電気自動車にでもしたらいいのではないのか?

言っておきますが、「生活がかかっている人がいますから・・・・」というのは環境問題に対する言い訳でしかない。

ウエンストンも生きていたらそう言うでしょう。