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2011年1月21日金曜日

今年は散々 三三(さんざ)で

 なかなかチケットが取れないくらい売れっ子になってしまったひいきの噺家「立川志の輔」に代わり、去年後半あたりから「柳家三三(さんざ)」にだんだんシフトしているが、今年もその傾向は強くなっていきそうだ。
 その三三の独演会を国立演芸場で観てくる。
ここではメインの演目があらかじめ発表になっていて、三三自身高座で「季節を逃した噺ですが・・・」と言っていた『文七元結』が今回の噺で、今までこの噺は先代三遊亭円楽師匠のものをCDで、その後現在の円楽(当時はまだ楽太郎)の講座でも聴いたが、さて三三はどうこなすか、多くの観客はそう思っていたと思う。
 なかなかの出来で「うまい!」と何度か声に出してしまったほどだ。

高座後舞台からお土産の「チロルチョコ」が振る舞われたが、新年のお土産としてはなかなか気が利いているなと感じた。


志の輔は富山のてるてる亭の席しか見れないかな・・・・

寒いけどホッとする風景 賤ヶ岳から

 正月から飲んで食って、宴会会合と体重がみるみる増えてきているので、雪山でも歩きに行こうと賤ヶ岳に出掛ける。
 余呉湖の脇にある「余呉湖荘」に車を停めると、一面雪で時折強く雪の降る中バスが一台停まっていて、なんとかという写真サークルの団体が10人ほど湖畔にレンズを向けていた。
 
 その余呉湖荘から登る遊歩道は、全くの新雪で、時折動物の足跡が横切っているだけ。
一時間ほどスノーシューをバタバタさせてその新雪を踏みしめ
賤ヶ岳の七本槍古戦場の日のある頂上へ到着。
頂上には壮年おばさん方の団体が和かん(かんじき)で登って来ていた。
周りを眺めると琵琶湖側と余呉湖側、ちょっと寒い風の向こうにスッキリ見えていた。
 
 七本槍の一人の戦で疲れ果てた姿の像があるのだが、
白い蓑をかぶせたようにしっかり雪に埋もれて槍だけが突き出ていた。