そんな時は雪原を歩くのだが、私は西洋かんじきのスノーシューで木々の間を歩き回るか、小高い丘を目指してクロスカントリースキー(バックカントリースキー)でアップダウンを楽しむ。
年末12月30日に岐阜の豪雪地帯白川郷、年が明けて昨日1月10日は乗鞍高原に出かけた。
去年は白川郷でニホンカモシカに偶然出会った。今年は野生の動物には会えなかったが、彼らの残した足跡が雪上にくっきりと続き、この先には一体何があり、彼らは何を求めて歩いていたのか、と、しばしその後を追いかけて、夏場は登山道から外れて入り込めれないところもずんずん歩いて行く。
正確には誰が残した足跡かわかってないのだが、前足の穴が平行に2個と後ろにぽつんと一つ丸い跡があるのがウサギかな?蹄のような形の跡があるからニホンカモシカかな?猪突猛進の様(さま)そのものラッセルのような足運びの跡はイノシシか、などと考えながら、前に進むのがこのシーズンの大きな楽しみ。
そんな感じで動き回っていて、ふっ、と周りを見渡すと、回りの山々をはじめ一面に広がる白い風景、そして、その白い世界にぽつんといる私をじんわりと「沈黙」が包んでくれる・・・・これがもう一つのこの季節の山で遭遇する気持ちよさであり楽しみ。