5月16日、伊吹山の雪もすっかり消えた晴天の元、琵琶湖の姿を少しでも大きく見たいと『霊仙山(りょうぜんさん)1083.5m』に登る。
琵琶湖に注ぐ川の一つの丹生川沿いに谷を登り、「漆ヶ滝」などいくつかの滝を見たあと、尾根に向かって急坂をよじ登り約3時間、霊仙山手前の「経塚山」に出ると一気に視界が開け、振り向くと伊吹山のどっしりした姿が視界を大きく陣取る。
途中で出会った登山者から2回「ヤマシャクがきれいですよ」と声を掛けられ、ヤマシャク、つまり「ヤマシャクヤク」の知る人ぞ知る自生地のようで、群生する花を何度も見る。
遠く琵琶湖の姿を見ながら、笹の道を三角点のある頂上へ。比良山系の山々が並んで見えて、
もう少し雲が少なければ、はるか白山の姿も望めるのだろう。
下りは美ヶ原から横道コースという山腹ののどかなコースを通る。途中所々に「作業用道具」が置かれていて、登山道の看板や時折ひとりごとみたいなメッセージの書かれた木の板がぶら下がっていたりして、ほとんど麓の上丹生バス停前「西出商店」さんのこの山を愛する気持ちから付けられたもだと感じられた。
ついでに、琵琶湖の夕日の写真も