10月4日 尾瀬・
至仏山(2228m)に出かけた。紅葉の時期とあってごった返すのは予想していたが、国立公園の中はTDL並みの騒がしさ。戸倉のバス停から、バスに揺られて20分で登山口の鳩待峠に着く。バスと乗合タクシーがひっきりなしに到着し、地元バス会社とタクシー会社の稼ぎ時なのだろうが、上高地と同じで、排気ガスをまき散らして、何でバスやタクシーも禁止にしないのかが不思議でしょうがない。
歩き始めてから尾瀬ヶ原方面への平坦な木道を蟻のスジのように繋がって歩く。1時間弱ですっかり観光地化した山の鼻のビジターセンターにたどり着く。ここまでが目的地の観光客やここから尾瀬ヶ原への道行く団体と離れ一気に人がいなくなる。一面の草紅葉の黄色の中に至仏山と小至仏山が立っている。前日の雨でちょっとぬかるんだ登山道を進み、2時間余りで頂上に到着。燧が岳をバックに尾瀬ヶ原の地形が褐色気味の黄色に染まっている。かすかに原っぱの中の道を人の尾列が伸びている。何となく西穂高から上高地を見下ろしたときのようで、妙にスッキリする。
これで、日本百名山76個目