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2011年5月22日日曜日

藤原岳 フクジュソウの登山道

 出張帰り、高速をただ走るだけではつまらないと、山道をショートカットして行くことが時々あるが、その時見上げて気になっていた山に、三重県と滋賀県の県境にどっしり鎮座する『藤原岳』があった。

 いろんな登山者のブログなどを見るとこの山はフクジュソウの群生で有名だとかで、4月陽光の休日に出掛けてみる。
彦根から国道306号線を進み、多賀大社前を左折し山道を進む。
県境の鞍掛峠のトンネルを抜けると、三重県いなべ市藤原町に入り、
藤原岳自然科学館前の駐車場に入ると、
そこのオーナーらしきおじさんが、お手製の登山地図を持ってきて、
山登りの準備をしている人間に、
ご自宅の庭に植えられたいろんな山の植物の解説をし出し、
最後に「ジュースやウーロン茶もあるけどいらんかね?100円やけど」ときた。

登山口にある鳴谷神社ではご近所の方々が清掃をしていて、
ふと見ると狛犬ならぬ狛猿が迎えてくれた。

聖宝寺道(裏道)を歩くこと1時間くらいで、フクジュソウの黄色が目立ってきた。
何だか見たことのない花もあって、おじさんにもらった地図のイラストからは、
これがイチリンソウかなと思ったが、登山者のブログではヒロハノアマナという花になっていた。

もう一つの登山道大貝戸道(表道)との合流点が8合目で、
小さな水たまりの池に大きなかえるがもぞもぞと10匹くらいひしめいていて、
卵の帯も回りをのたくっていたので、メスをめぐっての争奪戦の最中だったようだ。
9合目、藤原山荘と進み、稜線で風景が一気に開けてきて
藤原岳最高地点の天狗岩(1165m)にたどり着く
そのまま尾根沿いを鈴鹿の最高峰『御池岳』まで行こうと思ったけど、
あまりにいい天気でのんびり日向ぼっこを決め込み、
帰りは大貝戸道(表道)をゆっくり下りてきた。