Powered By Blogger

2009年4月22日水曜日

すぎたるは・・・・・

  桜の花びらが、時折花吹雪のように舞い散る吉野の里を抜けて、奥吉野の「伯母子岳」(1344m)に登る。 熊野参詣道、いわゆる熊野古道はいくつかのルートがあり、お供をつれての優雅な参詣道の「中辺路」は今でも人気の道だが、熊野三山と高野山を最短で結ぶ、いわば庶民のための経費節減の道が「小辺路(こへち)」。ただ、短いだけに険しい山道があり、標高1000m以上の峠を三つ越えなければならず、そのひとつが伯母子岳。
 さて、陽気の誘われて、杉花粉の季節はそろそろお終いだと、超花粉症の私にとってはちょっと思い切って吉野杉の本場の山に来てみた。だいたい他の地方の山々は杉などの植林は山の3~5合目あたりで終わっていることが多いのだが、さすがに本場!ほぼ頂上付近まで植林の森は続き、おまけに杉の次に花粉の季節を迎える桧の植林地でもあった。ポケット一杯に持参したティッシュは行程半ばで使い果たし、ハナタレと涙の登山になった。

やっと峠にたどり着いたら峠の名前はなんと「桧峠」

すぎたるは、桧のごとし・・・
帰り道すがらの「三里山の水」でちょっと一息。




缶オープンの不思議

今年初めてのプロ野球観戦にナゴヤドームに出掛けた。
ファンクラブの招待券での入場だけに席はそれほど気にしてはいなかったとはいえ、外野のもうほとんど最後部席、壁にへばりつくような席からは山の頂上に登ったようで、それはそれで見晴らしは良かったものの、選手の顔はもちろん背番号もおぼろげにしか見えないのは、残念。その上、外野の対抗チーム応援席側で、チームカラーのブルーと対抗チームのカラーのオレンジがまだらになっている。おまけに試合もいまいちぱっとしない・・・・

こんな時オープンエアーの球場なら周りの景色を見たり、夕暮れの空を見たりと気を紛らせれるのだが・・・と、ふと場内ビール売りのお兄さんの手元を見ると、妙な行動をしている。缶ビールのビールを紙コップに移し替えて客に提供するのだが、缶を空けるとき、当然プルトップの空け口を空けて、その後手のひらに、缶に大きな三角の穴を空けるための器具を持っていて、それで缶にいくつもの穴を空けている。
なるほど~!そうするとビールが飛躍的に早くコップにつげるのか!しばし、その手際よさに見入ってしまった。ちなみにゲームは終盤逆転されてひいきのチームは連敗。