なんだかんだ日々を過ごしているうちに、ドイツの記憶も薄れてきそうだが、バイエルン州の田舎を転々とした後、州都ミュンヘンに突入。ミュンヘンと言えばビールだが、確かにこの町のビールは美味しい!昔、ドイツのホテル学校のお酒の授業でビールの時間があり、その醸造方法や種類を教えられたが、法律で水とホップと麦、この三つの素材しか使用してはならないと決まっているのに対し、教師が私を指して「日本ではそのほかに米やトウモロコシなんかを入れているんだってな?興味深い味がするようだな」と明らかにバカにしていった言葉を思い出す。そもそも、お酒はその原料の味がほのかに漂ってくるのが美味しい酒の私の定義なのだが、それが日本のビールみたいにただ苦みばかりを追いかけていたりするのなら、別に麦を原料に作らなくてもいいのじゃないかと思ってしまう。私には、例えばキリンラガービールはキリンラガービールという飲み物の味がするだけで、決してビールの味はしない。アサヒスーパードライもしかり・・・・
特にバイエルンは酵母の入ったWeiss Bier(白ビールとでも訳すのかな?)が主流で、私の好きな銘柄は「シュナイダーヴァイスschneider weisse」ミュンヘンでは規模的に小さな酒蔵だが、一時期私の住んでいたミュンヘンのど真ん中、観光客ごった返しの喧噪からちょっとはずれた所にビアホールがあり、ドイツに出掛けたら、特にミュンヘンに用事のない時でも、 このビールを飲みたいがためにミュンヘンに立ち寄っている。 ビール愛好家のお酒屋さんサイトにもしっかり載っていた。
http://www.24sake-tanaka.sake-ten.jp/schneider-weisse.html
*ドイツ南部・ババリア地方特産の小麦を原料とするヴァイス(白)ビール。この地方で小麦ビール専門に6世代に渡って造り続けるシュナイダー家のヴァイセは、酵母入りビールであるヘーフェ・ヴァイツェンタイプとしては色が濃く、フルーツ・アーモンド・モルト・スパイス等の複雑な香りが楽しめます。(ベルギーのように実際にスパイスは入っていません)風味豊かでコクもあり世界的にも最上級の評価を受けています。
この白ビールにもう一つの名物の「白」-ヴァイス・ヴルストWeiss Wuerst白ソーセ-ジとのコンビネーション、ついでに白いダイコンを螺旋状にスライスしたシンプルサラダとの組み合わせはなかなかのものだ。
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