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2012年5月15日火曜日

鬼の居ぬ間の「鬼ヶ岳」(533m)

春が来ると20年来のおつきあいの花粉症がやってくるが、そんなものかまってられないと、足が山に向かって動き出す。
とはいえ、冬の間のお休み期間から一気に高い山には登れず、とりあえずいくつかの足慣らしをすることになる。
 まずは福井県越前市にある「鬼ヶ岳」4月15日のこと。
市民に愛され憩いの山だと言うことで、愛される鬼はいずこ!とぽかぽか陽気の中出かける。

 
 北陸道武生インターから武生の町を抜けて、大虫町という町に入ると目の前にそれらしい山が見えてくる。JAの倉庫の裏が登山者用駐車場になっているが、時刻は午前10時過ぎと言うこともあり、すでに回りの道にもとざんs地の車が多く停めてあった。

 駐車場の横に「ビオトープ どじょうの里」という看板があり、のぞき込むが、冬の間にどじょう池も雪の下になっていたのか、ちょっとあれた状態。

代わりにどじょうを狙ってきたようなヘビがお迎えしてくれた。

ショウジョウバカマが所々に咲く階段道を上るが、さすがに久しぶりとあって息が上がってくる。
道が急な岩場や崖になってきて、次々と鬼ヶ迫ってくる・・・・こともなく、
「小鬼」「大鬼」「白鬼」とそれぞれの展望台を一服場所に回りの景色が開けてきてきれいに望める。


看板には「夜な夜な里に出ては品物を盗み、女子供をさらっては食い荒らし・・・・」と
怖い鬼伝説が綴られていたが、山桜の咲く道はそんな雰囲気を全く感じさせない。
登ること1時間ちょっと、頂上に到着。
はりかに荒島岳や白山の姿も見える

しっかりした建物の小屋の中にはいろんな登山者の残した寄せ書きなどがあり、
「鬼ヶ岳5000回登山記念」などと言うプレートが見られ、関西の金剛山に登ったときの「1000回登頂記念」という掛札を思い出し、それほど市民に愛され、日常の散歩みたいに登られている山だと感じる。

のんびり昼食をとり日向ぼっこしていると、どこからか優しいメロディーが聞こえてきた。
おじさんが楽譜を前にハーモニカを吹いていて、その響きはもしかしたら雪景色の白山や荒島まで届いていきそうだった。

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