地図で見ると太平洋鹿島灘からず~と平地が広がっている茨城県にも、ひとつくらい百名山があっても良いかもと思わせる。反対に言えば、回りが平野なので、他に高いところが無く、標高877mがそれ以上に際だって見える。
4月20日。
GWの山行の足慣らしの意味があり、筑波山ケーブルカーと並行に続くごくオーソドックスな登山道を選ぶが、さすがに人が多い。
筑波山神社の登山口に一番近い土産物屋の駐車場に車を置いて出発、この時点ですでに標高240mだから頂上まで標高差640mということになる。
筑波神社の山門をくぐろうとすると、名物「がまの油売り」の口上の準備中。
この「観光がまの油隊」は登山口の筑波神社班と頂上のケーブルカー山頂駅前広場班がいるようで、口上公演?の合間の休憩に頂上広場の土産物屋のおじさんと会話しているのを見かけた。
「リアルにやろうと思って、刀で腕に傷を付けて血をちょっと流しているんだが、これが何回もやっていると傷だらけで大変だよ、あはは」と腕をまくって見せていた。
すごい!プロである。
筑波山神社で無事を祈っていざ出発。
境内を抜けて1時間ほど登るとケーブルカーとの接近地「中の茶屋跡」
さらに30分ほどで男女川源流地点。ちょろちょろと水が出ていたけど、汲んで飲む人は少ないようだ。
山の花もちらほら見かけたが、気にしている人が少ない。
ケーブルカー山頂駅前広場は人でごった返していたが、
ぽつんとこんな石標が建っていた。
左は男体山、右は女体山
左を選んで頂上へ。
頂上の祠、スポンサーは木村屋総本店。創業者木村安兵衛は茨城県牛久の出身のようだ。
ぱらぱらと雪が舞ってきて、向こうに見える女体山。
寒くなってきたしお腹もすいてきたので、土産物屋兼食堂でけんちん汁とビールをすすっていると、
先ほどのがまの油口上師のおじさんと店のオヤジさんの会話が聞こえてきた。
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