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2009年3月20日金曜日

朝の風景 その6 伏見川

 うちの近所を流れる伏見川は、金沢の南端の満願寺山・窪町あたりを源流に、お隣の野々市町の近くを通り北西に進み、日本海に注ぐ手前で金沢市内を流れる犀川と合流する川。
 日も長くなったことだし、冬の間中止していた朝の河原の散歩を再開した。うちの近所は極めて下流のせいか、子供の頃は魚釣りをすると言うより、ゴミ釣りをしていたような川だったが、下水道が整備され近所に大型の地下浄水場が出来たためか、最近はものすごくきれいになった。
誰かが放した鯉が大型化して何匹も並んで泳ぐ魚影があり、鮭の遡上する姿も見られるようになった。河原には20年くらい前に植林され「桜の名所」となった桜並木があり、いつもの鷺がいつもの場所にたたずみ、鳥の種類も年々増えていくように感じる。
 その伏見川に掛かる六つの橋分を約40分かけて歩くのだが、何年も前からこの散歩道ですれ違う反対方向に散歩する方が何人もいて、いつものように「おはようございます」のあいさつ。
上流には雪がまだうっすら残る山々が見え、足元の土手を見るとツクシがあちこちに顔を出し、黄色い花がぎっしりと咲いている。水仙もあるのだが、そうではなさそうな花が群生していて、帰ってさっそく植物図鑑を眺めて探すと、季節的にも「サクラソウ」に近い品種のようで、サクラソウの仲間を次々と見ていき、たどり着いた名前が「プリムラ ワイルド」

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