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2009年4月22日水曜日

すぎたるは・・・・・

  桜の花びらが、時折花吹雪のように舞い散る吉野の里を抜けて、奥吉野の「伯母子岳」(1344m)に登る。 熊野参詣道、いわゆる熊野古道はいくつかのルートがあり、お供をつれての優雅な参詣道の「中辺路」は今でも人気の道だが、熊野三山と高野山を最短で結ぶ、いわば庶民のための経費節減の道が「小辺路(こへち)」。ただ、短いだけに険しい山道があり、標高1000m以上の峠を三つ越えなければならず、そのひとつが伯母子岳。
 さて、陽気の誘われて、杉花粉の季節はそろそろお終いだと、超花粉症の私にとってはちょっと思い切って吉野杉の本場の山に来てみた。だいたい他の地方の山々は杉などの植林は山の3~5合目あたりで終わっていることが多いのだが、さすがに本場!ほぼ頂上付近まで植林の森は続き、おまけに杉の次に花粉の季節を迎える桧の植林地でもあった。ポケット一杯に持参したティッシュは行程半ばで使い果たし、ハナタレと涙の登山になった。

やっと峠にたどり着いたら峠の名前はなんと「桧峠」

すぎたるは、桧のごとし・・・
帰り道すがらの「三里山の水」でちょっと一息。




2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

桧の花粉症というのもあるんでしょうかねえ?

土産亭伍藍(みやげてい・ごらん) さんのコメント...

桧の花粉症はありますよ。
季節的にも強力さにしても杉の次に来るらしいです。その次がイネ科とかブタクサとか・・・山のきれいな空気から下界に戻ると、排気ガスだかホコリだかが花粉と似た状況を作り出すようで、街中でもハナタレ状態です(笑)