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2009年7月12日日曜日

ドイツ紀行 その3 マイン川の朝の風景

 またまた、1週間過ぎて、旅行記を書くというのは、記憶をとどめるために、ちょっと焦ってしまうものだ。とりあえず、私のドイツのイメージは住んでいた南の州バイエルンのイメージが濃く、バイエルンがなかったら平坦で暗いドイツという土地に住まなかったかもしれないと思っている。ついでに言うと、太平洋側の方がよく、日本海、特に北陸地方のことを「暗く、低く立ちこめる冬の空は耐えられない!」と言うのですが、ヨーロッパの冬はそれどころじゃないですよ。緯度も高いので冬は日照時間も短く、私の記憶だと夕方4時から朝は8時までお天道様は姿を出しません。それに冬の気温は私の住んでいたドイツの南の方でも氷点下20℃の日が続く。それでも太平洋側住民は「凛とした空気の冬のヨーロッパに行きたい!」などとほざくんですよね。まあ、一部の人だとは思いますが・・・・
 ちなみに、私の個人的な感覚では冬の太平洋側の天気はすこぶる異常です!快晴の空に富士山がくっきり見えるなんて図は、銭湯の湯船の壁画にしか思えない!変化のない土地に住んでいてかわいそうだな、と哀れみを感じるくらいだな。

 まあ、それはそれで、そのうち見解を述べるとして、レンタカー交換のヴリュツブルグで今回ドイツで初めての朝を迎え、出先での習慣の朝の散歩。マイン川をはさんで、市庁舎や世界遺産の宮殿(レジデンス)のある市街と山の上の要塞マリエンベルクとブドウ畑の広がる丘があり、宿泊したブドウ畑側から川を渡り、旧市街へ歩く。川のそこが低いのか、水位が低いからか、運河がありそこにためられた水の上をゆったりと船が通っている。橋のたもとの朝早くからやっているパン屋で朝食。ドイツは食べ物がまずいという人もいるが、基本的な食べ物、パン、ビール、ワイン、ソーセージ、コーヒーなどは私の知る限りヨーロッパでは一番美味しい国だと思う。たくさん種類のあるパンの中から、一つを選ぶのは大変な気合いがいる。

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