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2009年10月18日日曜日

冬はもうそこまで 東北の三山 秋田駒ヶ岳

 10月10~12日、以前登ろうと麓まで向かったものの、噴火の危険性があるとのことで入山が出来なかった岩手山をメインに、秋田駒ヶ岳、栗駒山と秋の風景を満喫してきた。
 1日目秋田駒ヶ岳(1637.4m):前夜日付が変わる少し手前に盛岡に入り、朝、快晴の空を見上げて意気揚々と雫石町を抜けて秋田県側に向かう。駒ヶ岳の情報や火山防災の展示をしてある「アルパこまくさ」から、マイカー規制のため八合目までのバスに乗るのだが、途中、田沢湖の表示が見えた頃から温泉の匂いや、所々にお湯の湯気が立ち上がるのが見え、その上「アルパこまくさ」にも露天風呂があることを知り、下山後の温泉が楽しみになる。八合目のバス停を降りたとたん、予想以上に風が冷たく、紅葉真っ盛りを期待していたのに、すでにシーズンが終わったように笹の林だけが視界に入ってくる。笹ばかりのその名も笹森山、湯森山と通ると紅葉の裾野を抱えた乳頭山が見えてきた。尾根を南下して横岳から阿弥陀池の避難小屋に到着した頃には、すぐ横にある池の水面も見えないほどの霧に囲まれ細かい雨が降ってきて、主峰の男女岳へ向かうことをあきらめ、かつて硫黄採掘鉱があったという古い登山道を下山してくる。冷えた体を乳頭温泉郷の中の一つで、小学校跡を改築したという大釜温泉の露天風呂でゆっくり温めて翌日に備えた。

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