例えば、風呂上がりにホテルの窓を開けて涼しい風を入れて、ビールを一杯!という場所が見あたらなかった。
それがそんな何でもないホッとできる場所を見つけた。
天満の隣の駅に「桜ノ宮」という駅があるが、あの駅前商店街のごちゃごちゃした天満から、大川を渡っただけなのに、駅の周りは真っ暗ひっそりで、川の流れが駅にまで聞こえてきそうな静けさ。
そこにある「リバーサイドホテル」というなんだかとってつけたようなそのままの名前のホテルに宿泊したが、これがまた適度の古さと湿度を持ったノスタルジックな建物で、ホッとさせる。
桜ノ宮というだけあって、桜の季節にはこの静かな都島区の一角がまばゆい色に染められるのだろうか、などと考えながら河川敷の「毛馬桜之宮公園」を橋二つ分を越して歩き、毛馬橋の手前まで歩く。地図で見るとちょうど大阪拘置所のあたりで、この建物の存在もこのひっそり感に一役買っているのかも。
大川をどこかの大学のチームなのか舵手付きのボートが一艇二艇と静かに滑っていく。
大きな屋形船が一艘ぽっかりと舫われていた。
都島橋まで戻ると、橋の脇には小さなお地蔵さんがいて、花が手向けられていた。大阪にもこんな場所があるんだとちょっと見直してみたりする。
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