2011年6月28日火曜日

ちょっとスリリングな初体験 避難小屋泊まり 二百名山No.35安平路山(2363m)

 寝具の用意されている山小屋やテント場でのテント泊は何度も経験があるのだが、
無人の避難小屋に泊まるのはこれが生まれて初めて。
 6月11日、雨の多治見を出発し、妻籠から大平街道を進み、
大平のさびれた村から悪路の山道、摺古木山方面へ慎重に進み到着したのが
行き止まりの「摺古木自然園休息舎」(1770m)
なんだか大げさに聞こえる建物だが、まあ、これも簡単な無人避難小屋と行ったところ。
今回は小屋泊まりだと言うことでのんびりとここで昼食。

実は去年も一度ここまで来ている。
大平の村からちょっと入ったところに通行止めのロープが張ってあり、
林道を2時間半掛けて歩いてこの休息舎にたどり着いたのだが、それだけで疲れてしまい引き返した経緯がある。
雨上がりの登山道を歩くこと1時間半、さすがに小屋泊まり用の物資がいつもより多いせいか、背負っている荷物が重く感じてきたころ、地図には展望台と標記してあるが、見渡しても雲だか霧だかわからない白いだけの風景。
尾根沿いの道で息を整えながらさらに1時間、たどり着いたのが「白ビソ山」(2265m)


この季節の雨上がりの道でちょっとホッとするのが、倒木にびっしり色づく苔類。つい触りたくなり、時には頬ずりもしたくなる。
今宵の宿、安平路避難小屋に到着したのが午後4時過ぎ。
他に誰かいて、すでに昼寝でもしているかなと思ったが、人の姿は見あたらず。
 相変わらず回りの山は霧の中で、鳥の声もしないし、そもそも今日途中に出会った人は下山の1人だけ。小屋の扉は歪んでいるせいか動かそうにもびくともしない。
横に回ってサッシの窓から中に入り込む。
土間のカベに大きな看板「トイレは伊那側でして下さい」伊那側ってどっちだ?

 だんだん辺りが暗くなって「晩飯にでもするか」とプロ野球中継をやっているラジオに語りかけて、ふと気がついたことが一つ。
12畳ほどの小屋の板の間の部屋には、窓が両面に4枚ずつ。そのどれにもカーテンが着いてない・・・・ということは外からは、ランタンに照らし出された今日の泊まり客の姿がしっかりと見えているはず・・・隣の作業道具のおいてある小部屋には小さな動物、イタチか何かの糞が山盛りになっていたので、この床下はもしかしたら彼らのすみかかも。
それより、誰かが外からじ~っとこちらをのぞき込んでいたりして・・・・・

 雲がとれたのか、月明かりが窓から差し込んできて、
ちょっとゾクゾクしながらシュラフに潜り込む。

 翌朝、どうにか晴れ間が見えてきて、登り1時間ほどの頂上へ向かう。
頂上は林の中で回りの何にも見えない空間。
北の空木岳~南駒ヶ岳~越百山と縦走してくる登山客も多いとのことだが、
安平路山頂上からは笹藪だけでどこが登山どうだかよくわからない状態。
そんな中、はるか空木までの山並みが林の中から見える。

小屋に戻る途中に水場で顔でも洗っていこうかと振り返ると、御嶽山がどっしりと居座っていた。
とりあえず、今年初めての200名山の一つに登頂。

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