2011年9月12日月曜日

最後列からの感動 上原ひろみ+矢野顕子

9月9日、「九九の日」だか「救急の日」だかのこの夜、会場の昭和女子大学の門の中に大勢の人が、闇の中へと人見記念講堂へ歩いていた。
 最近はコンサートや舞台と言っても、全然自分の席を気にしなくなり、たどり着いた席がとんでもない場所だったりする。
この夜は大当たりで、2階席の傾斜をず~っと見上げて、建物の角を確認できるような後から2番目の角の席。
 
 舞台を観ると真っ先に目に飛び込んできたのが、2台のグランドピアノ。
舞台からの矢野顕子の第一声が「今日はこのヤマハのSF・・何だっけ?そうSFXをどう使っていただこうと勝手と言うことで頑張ります」という言葉で、ヤマハが今一番自信を持って世に送り出しているピアノが、カーブの長い部分をお互いのカーブに寄せ合うようにして向かい合って2台。
 ついでなので、このピアノってどんなものか、ヤマハのホームページをのぞいてみたら、PR映像は当の上原ひろみが出演していた。
http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/keyboards/grandpianos/cf_series/?mode=series

 さて、スタンリー・クラークのステージを観に行った時、その神業的なベースの演奏のスタンリー・クラークよりも、視線は脇役であるはずのピアニストに釘付けになってしまった。
 それがHiromiを初めて見た時だが、その時も「私は昔からクレイジーだと言われてきたが、その私がHiromiはもっとクレイジーだといえる」とスタンリーは言っていた。
 それが今度はベテランの奇才矢野顕子と組んでも、そのパワフルな演奏はスニーカーでリズムを取り独特の中腰での演奏は「これでもか!」という勢いで、小さく見えるはずのこの位置からも大きく感じてしまった。何だか個性がギンギンにとがったミュージシャンとのジョイントが好きなようで、何だか武家時代の道場破りにも似たような雰囲気が無いでもないし、ターゲットになった相手はそれを喜んで受けて立っているようにも感じる。



Recording Live in Tkyoと銘打たれた今回のコンサートはCD収録のためのステージで、なななんと、一度演奏したもののお互いが納得いかないようで、やり直しの曲が3曲もあり、ちょっとよそ行きのステージではあるものの、これまたこの夜の観客には大きなプレゼントとなった。
そんな中、動き回ってやる気満々のHiromiにアッコちゃんが
「あなた疲れないの?」と聞くと、「いや~、だんだん楽しくなってくるんですよね~」

このCD発売の後、二人でのツアーが12月からあるようで、そこでまた今度は全開のHiromiと
負けまへんで!と意気込むアッコのコンビネーションが見れることを楽しみにしている。

 *この日録音したものがCDになって発売された。その中にあった写真を11/27追加した。

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