ゴールデンウイーク後半、八ヶ岳で天狗に会えなかった次に日の5月5日、『茅が岳(かやがたけ)』に登る。
深田久弥の終焉の地である二百名山ということで、登山好きにはある種の聖地なのかなとも思うが、そんな感じで登る人は多いのだろう。午前10時前の登山口駐車場は満杯で、道路脇に車を停め歩き始める。
それにしても、単調な登山道で、これのどこがいいのかなと感じたりしながら、だんだん強くなってくる日差しに汗がしたたる。
途中ただ一カ所の水場である女岩は、その数十メートル前からロープが張られ進入禁止。
女岩を超えると傾斜がきつくなり、谷から尾根に抜けるあたりで、回りの景色がようやく見えてくる。
そこに、ぽつんと「深田久弥先生終焉の地」の碑
同行の息子たちと、この場所から脳卒中で倒れた人をどうやって下まで下ろしたのかな、などと話しながら、ほとんど岩場の道を進むと、登山口から約2時間で頂上到着。
富士山、八ヶ岳、南アルプスと360度の展望で、ここでの展望がこの山の売りだと感じる。
下りは「早く、風呂に入りたいな」とつぶやきながら上ってきた道を下る。
花の季節の狭間の時期なのか、ニリンソウの群生だけが時々目立っていた。
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