林道ゲートから次の目的地の大菩薩嶺へ青梅街道を車を走らせる。さすがにGWで東京からも近いと言うこともあり、車の量が増えてきて、予定の裂石方面からの皇太子ご夫妻も登った人気登山道は混むのではと言うことで、街道から途中で人気も行き交う車もない林道を入り、六本木峠という北側からの登山道で大菩薩嶺を目指す。
尾根道を天庭峠~寺尾峠~丸川峠と進むと、峠の山小屋「丸川荘」から富士山がすっきりと姿をあらわす。
好天に恵まれているとは言え、北側斜面を登ると所々残雪で、昼過ぎに頂上に到着。
目の前に富士の姿を見ながら昼食をとる。
本日の泊まりは大菩薩峠の土産物屋の「介山荘」 その名は未完の大時代小説『大菩薩峠』の作者、中里介山からとったもので、入り口のドアを開けると緒形拳主演の同名の舞台のポスターが私たちを迎え、未完で41巻あるという小説やその逸話などが飾られていた。
その介山荘、これまた前夜の三条の湯同様快適な滞在ができた。お土産屋が本職だからかオリジナルせんべいが渡され記念にボールペンまで付いている。
夕飯は山小屋の定番のカレーライスであったが、
なんと晩酌用にと白ワインがもれなく付いてくるのは感動もので、なんだか山に登りに来た感じがしなくなってきた。昨夜同様、ここも元気な若旦那が頑張っていて、この辺り一帯の山小屋共同でスタンプラリーなどもやっているようで、何だかしかめっ面の登山マニアや壮年団体客ばかりに占領される百名山に、こんな作戦は若い人を呼び込むにはいい案だと感じる。
夕食後の夕日も南アルプスの山々のシルエットはぼんやりとではあったがきれいだった
翌日、5月4日は大菩薩峠から福ちゃん荘~上日川峠~雲峰寺と人気コースを辿り、途中の林道にはこれから登ろうという客を乗せたタクシーが次々と走りすぎ、上白川峠の駐車場のおじさん曰く「登山のお客様には100%駐車スペースは確保します!」
途中の登山道で植物のお勉強。
茎の模様と花の部分が首をもたげた様子に見えることから「マムシ草」とも呼ばれる「天南星(テンナンショウ)
それと、固まって咲いているのに、なぜかこの名前「一人静(ヒトリシズカ)」静御前から名前が来ていると言うが、どこがそうなのか・・・
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