Powered By Blogger

2010年7月4日日曜日

ドイツ・オーストリア紀行 その6 やけくそ日本人観光客

 6月16日。雨は粉糠雨降る御堂筋状態で、インスブルックからドイツへ抜ける途中に、ふと思い立って、去年ドイツ側から登ろうとしたドイツで一番高い山「Zugspitzeツークスピッツ」をオーストリア側から登ろうと麓の町「Obermoosオーバームース」に向かうが、ロープーウエイ駅の「今日の頂上の気温3℃」の表示を見て、すごすごと退散。
 もうこうなれば、日本人観光客に徹するとするか、とドイツ旅行というと誰もがイメージする「Neuschwansteinノイシュバンシュタイン城」に立ち寄る。案の定、日本人団体観光客がわんさかで、「吉田さ~ん、こっちやで!ドイツはやっぱビールやがな!」という感じの関西おばちゃんご一行様なども雨の中、城のある頂上行きのバス停に並んでいたりする。こちらは混雑を避けるため、のんびり裏通りみたいな遊歩道を歩いて、城の一番きれいに見えるところへ行こうとすると、景色の前を日本人の団体が「ここが一番景色がいいのよ!」と割り込んでくる。
 ドイツ人らしき男性と、見るからに知ったかぶり風日本人おねーちゃんのカップルがいて、言葉がわからないと思っているのか目の前でそのドイツ人、私をあごで指して「ここにも日本人が一人いるぞ」と言うと、そのおねーちゃん「あれは日本人ちゃうねんばってんどす!」という感じの明らかに間違った文法のドイツ語で私を斜め目で見て立ち去っていった。
 日本人女性は日本国内で売れ残ったら、日本人女性と言うだけで一種のブランド化していてちやほやされる海外へ行けと言うのは、私の持論だが、こんなゆがんだ女性がえらそうに日本を語るのかと思うと困ったものだ。もっとも、くっついている男性は同レベルになるだろうから、それほど影響ないか・・・
 ついでに、そんな観光客にもわかるちょっとした道路標識。これ、合成ではありません、ドイツの写真ですよ。


0 件のコメント: