2010年7月11日日曜日

なるほど、息子もやるもんだ・・・月の話

 映画はここ10数年ミニシアター系の映画館にしか行かないが、金沢でただ一件のその手の映画館『シネモンド』http://www.cine-monde.com/で、ちょっと見てこようかなとそそられる映画があり、行くことにする。
    ただ、気になったのは、いつ出掛けても客席の半分以上が埋まったのを見たことのないこの映画館が、今日はもしかしたら整理券を配るくらいの人混みになっているのではということ。
 私が観たい『月に囚われた男』の前後に上映されるのが、あのイルカの猟の『ザ・コーヴ』で、ファッションビルの4階のお料理教室の横にあるこの映画館に、日の丸掲げた人種が拡声器持って立ちはだかっているのではないかと心配だったが、金沢市民は穏やかなのか全くその様子もなく会場には入れたのは一安心。
 
 ついでなので、この『ザ・コーヴ』に関して私見を述べると、私は日の丸こそ持ち出さないが、「太古から続けているイルカ猟の何が悪いねん!」と言いたい。こんなものでアカデミー賞が取れるなら、南半球のどこぞの国に行って、人間よりはるかに数の多いかわいい顔したヒツジ達が、毛皮は剥がされ、やがて大量に食肉にもされることをテーマにした映画なんかが製作され、それでアカデミー賞とれなかったら、その時は日の丸掲げてもいいくらいに思う。
 えだ豆だかそら豆だか知らないが(知ってますよ、グリーンピースでしょ)から派生した捕鯨反対団体の名前が「シーシェパード」だって?陸上だけじゃなく海でもヒツジを飼うつもりか?何だかやけに目立つヘンテコな形の船に乗って、海賊の旗なんかおっ立てて、私には、ひたすら売名行為で、国連に職員採用され、そこでの高いポストを狙う為だけに目立つ行為をしている奴ら、にしか見えない。余談はこの辺で・・・・
 
 『月に囚われた男』原題は『MOON』だが、さすが日本の関係者はちょっとひねったようですな。
かつて、『地球に墜ちてきた男』というSF映画があり、その『地球・・・』の主役がかのデヴィッド・ボウイだったが、今回のこの『月に・・・』の監督がデヴィッド・ボウイの息子のダンカン・ジョーンズ。
 それだけで観てみようという人間は私だけではないようで、デビッド・ボウイが大好きだった映画『2001年宇宙の旅』のセットを彷彿させながら、主要キャストがたったの一人、撮影日数33日の低予算のこの映画、なかなか深いものがある。
 月の資源採掘作業に従事するクローン人間が一つのテーマだが、その同じ姿のクローン人間同志が、それまでお互いに会ったこともないのに、共有する過去の記憶や家族へ愛情、クローン人間同士の兄弟愛や友情に近い感情など、「そうかもな・・・」と思わせるシーンが出てくる。
 脇役でパートナーとして人工知能を持ったロボットが出てきて、月でのクロン人間一人だけでの滞在をサポートする。その「ガーディ」という名前のロボットも『2001年・・・』の人工知能を持ったコンピューター「ハル」を連想させるが、明らかに「ハル」と違うのは、基本的には雇用者としての企業のために動いてはいるものの、最後は長年連れ添った主人公のサイドに立ち、情けを持って行動するロボットだと言うこと。人工知能はここまで豊かな感情を持たないと、その価値はないと思わせる。
 ちなみに、これも日本びいきの父親の影響か、その雇用している企業名にはハングル語の文字が大きく書かれていて、今やがめついエコノミック人種は韓国人という設定も意味を持っているように感じた。

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