なんでも京都の三十三間堂の建造の際に使用した木材は、この山から切り出されたとのことだが、若狭と京都とのつながりがこんなところにもあったのかと思いにふける機会にと行ってみることにした。
国道27号線、丹後街道に「三十三間山登山口」とバカに大きな看板があり、それにつられて細くなっていく道を進むとあっさりと登山口。
台風のせいか、所々に土砂崩れ場所のある林道から、植林地帯の登山道に入るが、
途中でどこが登山道だかわからないほどの土砂崩れも見えて、沢沿いに登ると「最後の水場」の標識。
植林地帯を1時間くらい歩くと、はるかに日本海の湾が見える。
しばらくすると『夫婦松』の休憩スペース。
どれがその松だと探していると、何だか朽ちかけた気が二本寄り添って辛うじて立っていた・
草原のような尾根に出ると入り組んだ湾が見えてくる。
頂上は何でもない場所で、ちょっと恒例の登山グループが武生あたりの言葉で
食事しながら盛り上がっていた。
時折雨がぱらつくあいにくの天気の中、足早に下山する。
ふと、反対側を見ると
かすかに琵琶湖が見えた。
これだと京都もそれほど遠くなく近いのだなと感じる。
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