2011年11月1日火曜日

寝てるな、立山!

 10月8日、三連休の日程というだけで、立山室堂の混雑が目に見えるようだったが、
今回は、ほぼ初心者で「山ガールはどんな格好がいいかね?」とのたまう女性陣、
平均年齢辛うじて40台の3人+女子大生の計4名の山ガール及び、山ガールもどきもしくは山バールを2人のおじさんで引率ということに相成った。
 立山駅の駐車場ですでに、そんなところまで駐車場にするのか?!というくらいの車の量の混雑で、しっかり満員のケーブルカーに乗り、登山リュックを腹に抱えて身動きできない状態で高原バスに乗って、まずは室堂に到着。
 おばちゃんの観光客グループや、社員旅行風で朝からしこたまバスの中で酒盛りをしてきた感じの団体が土産物屋とトイレを占拠し、うんざりしながら、外の展望スペースに出ると、

『わお~っ、快晴!!!』

 いやはや、この天気とちょっとひんやりの澄んだ空気が、おばちゃんの騒音公害会話も、オヤジたちのたばこ臭さも、全てを許せるくらいに思えてくる。
 目の前には、今日の目的地剱御前小屋に伸びる真砂岳~別山~剱御前の尾根にうっすら数日前に降った雪がかぶっている。アイゼンを準備してこなかったので、山ガールご一行様をどこまでお連れできるかわからない状況。
 とりあえず「力水」の代わりに「玉殿湧水」で水を汲んで、いざ出発!


 まずは、日本三霊山の一つの立山だから、奥宮である雄山神社のある『雄山(3003m)』には登らねばと一の越へ向かうが、この何でもない散歩道登山道ですでに雪が積もって、凍結しているところがあり、空の青さが余りにも「抜けてしまっているような」単色の青なので、風景もだんだん地球じゃない場所にいるような気分になってくる。

 凍結部でこけないようにと歩くこと1時間ちょっと、「一の越」に到着。
見上げると雄山へのがれき道が、早く上まで来い!と呼んでいるようだ。


 雄山~大汝山~富士ノ折立と進んで山小屋に行く予定なので、それぞれそれなりに大きなリュックを背負っているが、その荷物が効いたのか、バテてくるメンバー達、登るにつれて気温も低くなり、凍結部分も増えてきて、足場選びも慎重になり、雄山神社に到着したのが予定より1時間ほど遅れたお昼過ぎ、気温を見ると4℃だった。
 何度も言うが、この素晴らしい天気。
はるか穂高連峰、槍ヶ岳もしっかり見える。

 4℃の気温に震えながらカップ麺の湯気が暖かいこと!
そそくさと昼食を済ませて、ここまで来たならと奥宮を目指す。


奥宮からは白馬連山もすぐそこに見える。
振り返るとさっき凍えて昼飯をとった神社の姿。
この寒さだからといって巫女さんもダウンジャケット着て仕事は出来ないので、
冬期休業中。


 そのお社には登山客の食べこぼしを頂こうと、こいつはイワツバメかな?すぐ近くまで寄ってきた。

 実は今回の山ガール軍団には、めっきり雪に弱く、雪が3cmも積もればもう外出もしないという生粋の大阪人と東京出身の女子大生が含まれていて、この先に控えている大きな下りのカールは見ただけで足がすくんで登山どころじゃないだろうと判断し、この雄山より標高が12mだけ高い隣の『大汝山(3015m)』まで、雪道をお尻優先で歩く彼女たちをなだめすかしてお連れする。
黒部湖が大きくのぞき込めた。


  結局、予約してあった剱御前小屋はキャンセルし、雄山を下り、一ノ越から室堂方面に下り、
このまま高原バスに乗って下界に降りようかと相談しながら歩いていると、
だんだん日も傾きかけ、気温も下がってきて、ふと、地図を見ると、「日本最古の山小屋」とあった。
 話の種に泊まってみるのもいいかと小屋の目の前で電話をかけると、相部屋でどうにか収容してくれて、夕食もしっかり用意できますとのこと。
 復元された日本最古の小屋の後に綺麗な立派な小屋。料金も「そんな金額でいいの?」という値段で、しかも嬉しいことに大浴場付き!
 考えてみたら、標高2450mの室堂に近い山小屋とは言え、荷物を下から人力で運んでくるわけでも、ヘリコプターで搬送するわけでもなく、すぐ近くまで車が入ってこれるのだからその分コストが掛からないし、色んなことができるんだなと気付く。
まあ、そんなことはどうでもいいが、寒い外気からあたたかな室内の入り、お風呂に浸って、湯上がりのビールが最高だった。


 小屋からの朝焼け。残念ながら雄山の下の谷にあるこの小屋ではご来光は拝めなかったが、
これまた天気が全てを許してくれた。

 翌日は室堂周辺観光散策コース
 ミドリガ池


 雷鳥沢と雷鳥沢キャンプ場


 なんと、山岳救助隊のヘリコプターが救助するシーンが目の前で展開され


 かすかに剱岳の頭が見える地獄谷を抜けて



 ミクリガ池から室堂に戻って記念写真。
 室堂から天狗平に抜ける登山道では剱岳の姿がすっきりと見えた
寝てられない、立山だった。

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