B級グルメと聞くと、なんだか気負い過ぎていて、
イメージとしては、けばけばしい化粧を施して、長い行列でも「私は通なのよ、ふふん」という感じで手にはよしもとばななあたりの単行本を開き、平然とじっと耐えしのぐ。いざ食べるときは汗だくになってラーメンをすすり、どんぶりに箸を突き立て、汗で顔がまだらになっていたりして。それでもお勘定の時は知らん顔して異常に分厚いルイ・ヴィトンの財布から札を取り出す。ついでにイオンのショッピングカードなんかが落ちてきたりして・・・・
そんなB級グルメに入れてはもらいたくない「ほっとするメシ」
たとえば季節の変わり目なんかに、ふっと食べたくなり、一度食べたくなると電車を乗り継ぎ、嵐の中を猛スピードで脇目もふらず運転して、息を切らして店に飛び込むような(ちょっと大げさか・・・)。
そんな食事の一つが福井名物ヨーロッパ軒の『ソースカツ丼』
それも総本店の福井ではなく、のれん分けした敦賀ヨーロッパ軒本店の、ちょっと仰々しくもあり昭和の勢いを感じさせる建物で食すのが一番!というより他の店は行ったことがない。
それにしてもこの建物、3階が団体用の階だと言うことだが、その上は何なんだろう?
2階の一般席のテーブルに着くとすぐに目に飛び込んでくるのが、そこに貼られた(もしくは挟み込まれた)メニューとそのキャッチコピー!「ほっとするおいしさ」
そのものでんがな。
すかさず「カツ丼セット」を注文し、次に目がいくのがどうしてもこのお茶の入ったヤカン。
いいあじ出してるな~。
さて、お待たせ、来ましたよ、
カツ丼セット。
ソースのしみこんだカツがこぼれ落ちそうで、がつがつとかじりまくる。
ソースのしみこんだご飯がこれまた最高でひたすら満足。
食べ終わり割り箸を箸袋に入れようと見ると、国際観光レストランの文字。
ルーツはドイツ・ベルリンだとのことで、そういわれてみればドイツでは日本で言うところの「さばの味噌煮定食」くらいポピュラーな食べ物「ヴィーナーシュニッツエル(ウイーン風カツレツ)」に似てないこともないな・・・・
ちなみにソースはヨーロッパ軒オリジナルでイカリソース社が製造元とのこと。
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